東京ディズニーリゾート値上げで株価は上昇!!
東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランド(4661)は、年越しを祝う「ニューイヤーズ・イブ・パスポート」の料金を4年ぶりに値上げすると発表しました。
1人9,900円(税込み)と、昨年と比べ200円の値上げで、子供も大人も料金は同じです。
9月11日から申し込みを受け付ける予定ですが、定員を超えた場合は抽選になります。
昨年の年越し来場者数は、なんと6万8,000人でした!!
東京ディズニーリゾートに来場する人の9割以上はリピーターで、超人気テーマパークです。
私も今までの人生で6回、 東京ディズニーリゾート に行ったことがあります。
超人気テーマパーク は、日本がデフレに悩む中、どんどん値上げしています。
【ディズニー「ワンデーパス」チケット金額推移】
値上げをしても来場者は増加しており株価も、すごい勢いで上昇しています。
【オリエンタルランド(4661)株価チャート】
10年で10倍近く上昇しています!!
100株保有していれば株主優待として、7,400円するワンデーパスが1枚もらえます。
値上げ(インフレ)する社会が望ましい
このデータをみて思ったのは人口増加により健全なインフレをしている国や、魅力的なサービスを提供して値上げできる企業に投資することの大切さです。
オリエンタルランドのような人気企業が値上げすると、売上が増え、利益が増えるので、株価が上昇します。
オリエンタルランドの場合は、キャスト(従業員)の指導に力を入れたり、ITを用いてゲスト(来場者)の負担を軽減したり、海外観光客をターゲットにすることにより来場者数を増やしています。
【オリエンタルランドIR資料(2019.7)】
少子高齢化が進む日本は物価があまり上がりませんが、人口が増加して経済成長している国は物価の上昇率が大きいため、日本が物価を上げてもあまり関係がありません。
また、一部の国では、「日本の物価は安くて、安い値段で海外旅行ができる。」と考えている国もあるでしょう。
オリエンタルランドはその需要を上手く取り込んでいる優良企業なのです。
オリエンタルランドの株価は、アメリカで上場する本家ウォルトディズニー株を大きくアウトパフォームしています。
【オリエンタルランド・米ウォルトディズニー(DIS)チャート】
それでもオリエンタルランドを買わない理由
オリエンタルランドに投資しない理由は、日本の物価上昇率が低いからです。
アメリカは人口が増加しており、今年2%以上の物価上昇を見込んでいます。
日本は人口が減っていて消費意欲が少ないため、物価上昇は1%以下の見込みです。
アメリカのモノは平均で2%以上値上げしているのに対して、日本のモノは平均して1%も値上げしていないんです。
東京ディズニーリゾートは、日本の物価上昇率が低い中で、それに逆行するようなかたちで、いつまで値上げできるのか私には分かりません。
私たちは、企業の売上が2%ずつ上昇していくかもしれない市場か、1%も上昇しない市場か選ぶことができるのです。
私は迷うことなく、 企業の売上が2%ずつ上昇していくかもしれないアメリカの市場でお金を働かせたいと思います。