今回のコロナショックは今までの金融危機とは違う!
金融緩和をしても効かない理由について語ります。
この記事を読んで頂くと、今までの金融危機とコロナショックがどう違うのか、今後どのように投資すべきか分かります。
コロナショックは金融緩和が効かない
3月16日までの状況
- アメリカがゼロ金利
- 日銀が追加の金融緩和
- 効果なし・・・
アメリカは、15日に1%の金利引き下げを決めました。
政策金利は0~0.25%
それに加えて、FRBは量的緩和も再開。
これだけ金利を下げたり、世の中にお金を出せば株は上がるはず!
しかし、

日銀は、ETFの買いつけを、今までの年6兆円から年12兆円に大幅アップ。
こんなに株を買ってくれたら株価は上がるはず
しかし、

金融緩和の効果なし。。
金融緩和が効かない理由
経済を動かす3要素は『ヒト』『モノ』『カネ』だと言われています。
この3つを使うと今までの金融危機とコロナショックの違い、コロナショックに金融緩和が効かない理由が分かります!

『ヒト』『モノ』『カネ』
経済は、ヒトが働き、モノを動かし、カネを稼ぐという一連の流れが繰り返されることによって成り立っているのです。
逆に言うと、この3つのうち、どれか一つでも止まってしまうと経済は止まってしまいます。
今までの金融危機と、コロナショックでは止まったところに違うのです。
例えば、リーマンショック。
リーマン・ブラザーズというアメリカを代表する金融機関が破綻したことにより『カネ』の動きが止まってしまいました。

大きい金融機関が破綻したということは、『次にどこの金融機関が破綻するんだろう。三井住友とか三菱UFJも破綻するのかな?心配。。』という気持ちになり信用不安が広がったのです。
そして、今回のコロナウイルスについては、『ヒト』と『モノ』が止まってしまいました。

未知のウイルスへの恐怖から、人々は出歩かなくなり、テーマパーク休業やイベント中止、物流が滞るなど、『ヒト』と『モノ』の動きが止まってしまったのです。
このようにコロナショックは、リーマンショックと違う理由で景気が落ち込んでいるのです。
リーマンショックでは、止まったのが『カネ』だったため中央銀行が市場に大量の資金を供給することで株価は上昇しました。
しかし、コロナショックでは、『ヒト』と『モノ』が止まってしまったため『カネ』を供給することが、直接の解決策にならないのです。
今後どうなるか予想
金融緩和をして、『カネ』を供給しても株価が上がらない状況はつづくでしょう。
『ヒト』と『モノ』が止まったことにより『カネ』に悪い影響を与えている状態です。
しかし、コロナウイルスへの恐怖が一生続くわけではありません。
『カネ』の部分は潤沢なので、しばらく不景気に耐えれます。
時間が経ってコロナウイルスが沈静化すれば『ヒト』『モノ』が動き出し『カネ』に良い影響を与えるはずです。
私は、素晴らしい事業をしているハイテク株への投資を続けます。
経済は『ヒト』『モノ』『カネ』で考えるとシンプル♪
