誰もが使ったことがある「PDF」。
実は、「PDF」を提供している会社がアドビ(ADBE)です。
2019年のアドビは、売上が前年比24%増、株価45.8%上昇と非常に良いパフォーマンスを残しました。
今回はアドビについて語ります♪
この記事を読むと、アドビの事業内容や将来性が分かります♪
アドビシステムズはどんな会社?
アドビ(ADBE)は、1982年創業の老舗ソフトウェア企業です。
誰もが知っている「PDF」のサービスだけではありません。
私が注目しているのが「Adobe Creative Cloud」というサービスです。
このサービスに登録すると、アドビの20以上のアプリケーションを月額5,680円(税別)で利用できます。
Web関係の仕事をしている人なら一度は利用したことがある以下のようなサービスを提供しています。
- Premiere Pro(プレミアプロ)…動画編集ソフト。YouTubeの動画編集としても使われることが多い。
- Photoshop(フォトショップ)…写真を加工したりデザインできる画像編集ツール
- Illustrator(イラストレーター)…イラストや文字をデザインできる画像編集ツール
「Adobe Creative Cloud」を利用すれば、カッコいい動画や、おしゃれなイラストを作成することが可能です。
アドビの「Adobe Creative Cloud」は、最新の機能が更新されることにより、使いやすさは常に改善されています。
顧客維持率は90%を超えており、クリエイターにとってはなくてはならないサービスとなりました。
他に目立ったライバルがいないため、アドビの事業は利益率が高いのが特徴です。
直近決算で確認した営業利益率は26.4%(日本企業であれば10%以上で優良企業と言われています。)
サブスクリプションで大成功
アドビはほとんどのソフトウェアをサブスクリプション(定額課金)で提供しています。
ソフトウェアを1度販売するだけではなく、継続的に顧客から稼ぐビジネスモデルです。
「Adobe Creative Cloud」はWebクリエイターにとってなくてはならないサービスです。
Webクリエイターは仕事を続ける限り「Adobe Creative Cloud」に月額5,680円(税別)の利用料を払わなければなりません。
下の図はアドビの売上高推移です。
大きな浮き沈みがなく安定的に売上が積みあがっているのが分かります。
2019年度のサブスクリプション収益は売上高全体の9割程度を占めています。

【アドビシステムズ(ADBE)株価チャート】

アドビの株価は、10年で10倍以上上昇しており、市場平均を大きく上回るパフォーマンスをあげました。
アドビシステムズ(ADBE)への投資
2019年、アドビは素晴らしいパフォーマンスを残しました。
アドビの経営陣は、「2020年もこの勢いが続く」と考えています。
2020年売上高が17.7%増加するとの見通しを発表していて、1株当たり調整後純利益は9.75ドルになると予想しています。
Webクリエイターからの高い信頼から高収益の事業、サブスクリプションモデルで収益を積み上げていくビジネスモデルは安定的な拡大が見込めます。
アドビは、マイクロソフトより売上成長率が高く、サブスクリプション比率が高い。
アドビへの投資は、今後も高いリターンが期待できる!
米国株については「The Motley Fool(モトリーフール) 」で情報収集しています。
アドビ(ADBE)についての記事も多く掲載されています。
