今回は、久しぶりに日本株の記事を書きました。
わたしは、米国株メインの情報発信や投資をしていますが、
日本株にも投資をしています♪
日本は経済規模が大きく、
最も情報量が多い投資先です。
たまたま、世界GDP3位の国に生まれてきたメリットを活かすべきだと考えています(◍•ᴗ•◍)v
(とは言うものの三井住友FGはNY証券取引所にも上場している米国株でもあるので、米国株投資家の方も読んで頂くと嬉しいです。)
三井住友フィナンシャルグループ(8316)は、三井住友銀行を中心とする金融グループです。
三井住友フィナンシャルグループに投資する魅力と注意点についてまとめています♪
記事中の画像は、三井住友フィナンシャルグループのIRサイトから引用しています。
Contents
三井住友フィナンシャルグループに投資する魅力
高配当で累進配当
配当が魅力で、三井住友フィナンシャルグループに投資されている方も多いのではないでしょうか?
2020年5月24日時点での予想配当利回りは6.7%もあります!!
NISA口座を利用して、三井住友フィナンシャルグループに100万円を投資した場合、年間67,000円もの配当を受け取ることができます。
しかも、三井住友フィナンシャルグループは、この配当を『減配せず、配当維持もしくは増配していく方針』だと宣言しています。
このような方針を『累進配当政策』と言います。
日本では、累進配当政策を発表している企業が少ないのが現状です。
2020年5月15日に発表された2020年3月期決算のなかで、コロナウイルス環境下でも配当の維持を発表しました。
下の図は、決算説明会の資料です。
10年以上、減配することなく配当を増やしています。

多様な収益源による安定的な収益
三井住友フィナンシャルグループに投資するうえで、気になるのがマイナス金利の長期化です。
金融業は市場の金利が低くなると、金利収入が低くなるため利益がでにくくなります。
三井住友フィナンシャルグループは、金利収入以外の収入を多様化することにより対応しています。
グループ傘下には、証券会社やリース会社、アセットマネジメントなど各業界トップクラスの企業で構成されています。

2019年度の粗利益の内訳でも、資金利益(貸付利息などから得た利益)と同水準の手数料による利益を上げています。

キャッシュレス決済への取り組み
三井住友フィナンシャルグループは、スクエア(SQ)やVISA(V)などと連携してキャッシュレス決済に力を入れています。
日本では、まだまだキャッシュレスの比率が小さいため、今後の伸びが期待されています。

グローバル化による事業拡大
下の図は三井住友銀行の貸出金残高の推移です。
海外向けへの貸出残高が増加していることが分かります。
海外市場に参入することはリスクもありますが、日本の大企業においてグローバル化は成長するうえで重要です。

三井住友フィナンシャルグループに投資する注意点
景気後退局面に弱い
下の図は三井住友フィナンシャルグループと日経平均の直近6カ月間のチャートです。
三井住友フィナンシャルグループの株価は、市場平均を大きく下回っています。

金融セクターは、景気後退局面では売られやすくなります。
そのため時間を分散して投資するのがオススメです。
マネーロンダリングの費用
世界的にマネーロンダリングに対する規制が強化されています。
2019年4月にFRBは、三井住友銀行に対して、マネロン防止システムに不備があると指摘しました。
この時は制裁金が科されなかったものの、科された場合には多額の制裁金になることもあり注意が必要です。
マネーロンダリングに関する費用の積み上げも必要ですし、海外のあらゆる規制や法律を遵守しながら事業を拡大する必要があります。
株主優待は実施していない
日本株に投資する魅力として株主優待がありますが、株主優待は実施していません。
2019年は、野球の日本シリーズやラグビーのスポンサー、東京2020オリンピックのパートナーにもなっているので、観戦券など株主優待にしてみても面白いのではないかと思います(^^)/

まとめ
マイナス金利の長期化や規制への対応などにより、業績がどんどん良くなっていくということはないでしょう。
しかし、コロナショックにより株価は、割安な水準で配当利回り6.7%は非常に魅力的です。
グローバル化や手数料ビジネスなど収益を多様化させることができれば、現状の利益を維持することができるでしょう。
その場合、現在の配当水準は利益と比較して、余裕がある水準です。
累進配当政策を発表しており、配当維持や増配が期待されます。

三井住友銀行の ゆるキャラ『ミドすけ』というらしい♡
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