JT配当+株主優待利回り7%超投資妙味あり
タバコ販売数量の下落によって、JT(日本たばこ産業:2914)の株価は下落し続けています。
株価下落により配当利回りは6.94%、100株以上保有されている株主には1,000円相当のJT商品がもらえます。
配当と株主優待を合わせた利回りが7.3%と、かなり高利回りになるほど売り込まれていますが、業績はそれほど悪くありません。
また、タバコは参入障壁が高いビジネスでもあるためJT株への投資は魅力的だと思います。
事業内容
【2019年Q2営業利益】
経営を多角化するために医薬事業や加工食品事業をしていますが、営業利益に占める割合はまだ5%以下です。
株価チャート
【JT株価チャート3年】
株価が下がっているのは、タバコ販売数量が先進国中心に減少していることが原因です。
また、JTの電子タバコ「プルーム・テック」への切替がフィリップ・モリスの「IQOS(アイコス)」ほど進んでいません。
電子タバコは税制面でメリットがあるため、タバコ会社としては加熱式タバコに移行させたいのです。
業績
営業利益率は24.5%で利益率の高いビジネスをしています。
タバコの葉を育てることは、国の認可が必要であることが多く、参入障壁は高くなります。
販売数量は低下しているものの売上高は横ばいです。
タバコの販売数量の減少を、値上げで上手く吸収しています。
独占事業者が値上げをすると社会的に批判されますが、タバコ事業は値上げをしても批判されにくいのが特徴です。
基本データ
予想PER :10.93倍
予想配当利回り:6.94%
自己資本比率:47.4%
予想ROE:14.3%
配当
配当利回りは70%前後で、利益の範囲で配当の支払いをしています。
約22万円 (9/5終値2,219.5円)の投資をすれば年間で15,400円の配当を受け取ることができます。
株主優待
株主優待は最低売買単位の100株からもらうことができます。
約22万円で株主優待を受け取ることができます。(9/5終値2,219.5円)
権利確定月は12月です。
コメント
タバコ会社の歴史は健康被害、訴訟リスクがつきものでした。
しかし、タバコ業界への参入障壁は非常に高く、利益率の高いビジネスモデルで、先進国ではタバコ税が大きな税収の一つです。
そのため、しばらくは現在の配当水準を継続することができるのではないかと考えます。
配当利回りが約7%なので、減配がなければ10年間保有した場合、投資金額に対して70%の配当を受け取ることができます。
現在の株価水準は割安で、高い配当、株主優待目的で購入されるのであれば魅力的な水準です。
私も購入を検討しています(^^♪