第3四半期決算発表
アップルは7月30日(米現地時間)、2019年第3四半期(4月〜6月)の決算を発表しました。
内容は良かったです。
今回の決算では、 総売上高は538億ドルで、3四半期ぶりに増収。
ウェアラブル機器やサービス事業が好調で、iPhone販売の落ち込みを、おぎなうことができました。
Apple WatchやAirPodsなどを含むウェアラブル・ホーム・アクセサリー事業の売上高は55億3000万ドルで48%増、サービス事業は114億6000万ドルで12.6%増と、両部門とも過去最高に達しています。
また、 新型モデルを発表した Mac、iPadについても好調で、Macは58億ドルで11%増、iPadは50億2000万ドルで8%増と堅調な伸びとなっております。
売上高に占めるiPhoneの比率が半分以下に
今回の決算で私が最も良かったと思うのが、サービス・ウェアラブル事業が好調で総売上高に占めるiPhoneの売上が半分以下となったことです。
【アップル売上構成18年9月期】
2018年9月期決算で発表された売上高の内訳では、約6割がiPhoneの売上でした。
今までアップルの株価は、iPhoneの販売台数や売上によって左右されていました。
iPhoneの売上が減速している中で、利益率が高いサービス部門を今後どれだけ伸ばせるか楽しみです。
米中貿易摩擦の影響
中国本土での売上高は91億6000万ドルと4%の減少となりました。
それでも前四半期の22%減よりは大幅に改善しています。
米中貿易摩擦については長期化する可能性がありますので、ここについては今後も注意して見ていく必要がありそうです。
まとめ
今回の決算で、アップルのサービス事業への期待が、より高まりました。
株式市場では、ハードウェア企業のPERは低く、サービス企業のPERが⾼い傾向があります。
現在のアップルの予想PERは約18倍なので、この水準であれば追加投資も検討していこうと思います。
本日もお読みいただきまして、ありがとうございました(^_-)-☆
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