フェイスブックからビザへの乗換実施
以下の理由でフェイスブックからビザへの乗換を実施しました。
乗換理由は以下の通りです。
- 各国の通貨当局が「リブラ」に対して批判的
- 「リブラ」にビザ、マスターカードが参画するか分からないから
- フェイスブックのM&Aについて今後期待できそうにないこと
- ビザの信用力と株主還元
フェイスブック株式を売却し、65.25米ドルの損失確定です。
ビザの株式を1株176.65米ドルで12株、約22万円購入しました。
フェイスブック損失確定
フェイスブックについては、仮想通貨リブラと拡大するSNS市場に期待して投資していましたが、期待できそうにない部分がでてきたので解約することにしました。
1つ目の解約理由として、各国の通貨当局がリブラに対して批判的だからです。
中央銀行は今まで通貨量をコントロールすることにより経済の安定を図っていました。
リブラが普及した場合、中央銀行がコントロールできない通貨が市場に出回ることになります。
リブラが流通することにより、中央銀行が持つ利権が脅かされるため、各国の通貨当局は猛烈に反対しています。
2つ目の理由として、ビザやマスターカードが参画するかまだ分からないということです。
リブラについては当初、フェイスブックが発案で ビザやマスターカード 、ペイパルが参画し、そのセキュリティサービスを活用するとの報道が流れていました。
しかし、7月12日のビザ第三四半期収支報告でCEOが、記者からリブラについて質問を受けた際「法的拘束力のない意向証明書に署名しただけで、正式に加盟していない。」と発言しました。
フェイスブックは以前、大量の個人情報を流出した経緯があり、リブラについては、どれだけセキュリティを高められるかというところも注目されるポイントでした。
私のポートフォリオの18%は、ビザとマスターカードの株式で好きな会社が参画するということで購入しましたが、本当に参画するかは、まだ分からない状況です。
3つ目の理由として、今後のM&Aに期待ができないからです。
フェイスブックは今まで 「Instagram」や「WhatsApp」 など、84社の企業を買収してきました。
フェイスブックは米連邦取引委員会(FTC)から反トラスト法(独占禁止法)違反の可能性で調査を受けています。
FTCは、今までのフェイスブックの企業買収 「Instagram」や「WhatsApp」 なども含めて承認してきましたが、これからは承認がしにくくなったり、買収予定先との交渉が上手くいかなくなるのではないかと思います。
このような理由でフェイスブックを解約しました。
やっぱりクレジットカードが安心
2019年7月から始まったセブンペイですが、セキュリティに欠陥があり僅か4日目で新規登録、停止に追い込まれる事態となりました。
また、電子マネーの一部はカードを落としてしまって不正利用されてしまった場合、補償がなにもないものもあります。
ネットを見ているとnanacoカードを落としてしまった人が、nanacoカードを紛失しコールセンターに電話したが、すぐに止めて貰えず他人にオートチャージされてしまったという記事があったり。。
セブンペイの社長が謝罪記者会見で「2段階認証」を知らず、しどろもどもの回答になったり。。
それと比べて、クレジットカードは、すぐにサービスを止める手続きをしてくれるし、不正利用があった場合の補償もしっかりしています。
私の友人の場合、カードをスキミングされ、不正利用されてしまいましたが、クレジットカード会社から「不正利用されている可能性があります。」という連絡が入り、不正利用された金額については補償もされました。
クレジットカードの信頼性は高く、ビザのプラットフォームは今後も使われていくでしょう。
また、自社株買いを積極的にしている点も評価できます。
ビザの業績や株主還元、予想株価については改めて記事にしようと思っていますが、非常に期待しています。