新規投資したベリサインについて
今週、高収益IT企業であるベリサインの株式を約46万円購入しました。
営業利益率は60%超え、フリーキャッシュフローのほとんどで自社株を買い戻している優良企業です。
業績や株主還元はこちらの記事で確認下さい。
今回はベリサインの業績に影響を与える投資環境について記事にしました。
サブスクリプションモデルの料金方式
ベリサインは「.com」や「.net」などのドメインを管理している企業です。
ドメインとは「インターネット上の住所」のようなものです。
ウェブサイトがどこにあるのかを判別するのは、ドメインにひもづく「IPアドレス」というものです。
IPアドレスは「000.00.00.00」のような数字で構成される文字列ですが、
数字だけでは覚えづらいため、ドメイン名に変換してWebサイトの場所を示します。
当ブログの場合、ウェブサイトのURLは「http://momo0214.com」で、「momo0214.com」の部分がドメインになります。
ドメインは取得する際に999円、1年後の更新する際に1,480円というように毎年更新料の支払いをしなければいけません。
当ブログが続く限り、私もドメイン更新料を毎年課金しなければなりません。
契約しているドメインの数に応じて、ある程度収益を想定することができるビジネスモデルになります。
「.com」「.net」 は非常によく使われているドメインであるため、今後世界のウェブサイト数や、インターネットユーザーの増減がベリサインの業績に影響を与えていきます。
「.com」ドメインの圧倒的シェア
下の表はベリサインの決算説明会資料の一部で、ドメインごとの登録数です。
「.com」ドメインが1億4,100万登録されており、2位以下とは大きな差があります。
なぜ、「.com」ドメインを使うかというと、よく見るドメインだからです。
ドメインが〇〇.comのようなサイトをよく見ると思いますが、これはサイト作成者が自分のサイトを見てもらうために、ユーザーから安心してもらいやすいドメインを選ぶためです。
「.com」 ドメインのような人気ドメインは、他のドメインと比べて価格が高めに設定されているため、管理する側の利益率は高くなります。
下の表はベリサインの決算説明会資料で 「.com」「.net」ドメインの登録者数の推移です。
順調に登録数を伸ばしています。
世界のウェブサイト数と推移
現在、世界中でウェブサイトがどのくらいあるかご存知でしょうか?
2019年8月現在で、約17億のウェブサイトが存在しています。
世界初のウェブサイトは1991年8月に作成されました。
それから28年の月日が流れ約17億のサイトができました。
下の図は2000年からの世界のウェブサイト数の推移です。
【世界ウェブサイト数推移】
2019年3月末時点で世界のネットユーザーは43.5億人、普及率は56.1%です。
世界ではまだ、約34億人の人がインターネットを使っていません。
これからもインターネットを使う人は増え、それに伴ってウェブサイトの数も増えていく見込みです。
まとめ
ベリサインは 「.com」「.net」 などの人気ドメインを管理しており、ドメイン登録者から毎年ドメインの更新料を徴収するサブスクリプションの経営をしている。
「.com」「.net」 ドメインは市場シェアが高く、更新率は約75%で、2024年までドメインの更新料は年間+7%までの値上げであれば単独で決定することが可能です。
世界規模で考えると、これからもインターネットやウェブサイトを使う人は増えていく。
ウェブサイトが増えればインターネット上の住所であるドメインも必要となるため、 ベリサインの売上、利益は長期に渡って伸びていくと思います。
過去の記事にも書きましたが私は、10年後にベリサインの株価が3~5倍程度増えていると思います。