米国株

【米国株 銘柄分析】メルカドリブレ(MELI)への投資 | 業績 | 配当 | 自社株買い | 決算データまとめ

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今回は、南米のEコマースとフィンテック大手「メルカドリブレ(MELI)」の銘柄分析です。

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データソースはコチラ♪

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金融機関で働いていた私が投資をする際にチェックしている点を中心にまとめています。

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今回の注目ポイントはこちら♪

  • 売上高成長率はアマゾン超え!というか比較にならない!南米Eコマース市場は今後も高い成長が期待される
  • Eコマース×フィンテックで、どんどん市場シェアを獲得
  • 2020年Q2決算は新型コロナの影響でかなりの好決算。売上高は前年同期比2倍以上!!

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それでは見ていきましょ〜♪

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メルカドリブレ(MELI)基本データ

基本情報

会社名MercadoLibre Inc.
ティッカーMELI
本社アルゼンチン
決算12月
設立1999年
上場2007年(NASDAQ)

事業内容

メルカドリブレは、ラテンアメリカの大手eコマース企業です。

アルゼンチンに本社を置き、ブラジル、メキシコ、コロンビア、チリ、ウルグアイ、ボリビア、コスタリカなど18カ国で事業を展開しています。

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Eコマースサイトはこんな感じ。

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2020年Q2の国別の売上高構成比がこちら。

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2020年Q2の事業別の売上高構成比がこちら。

メルカドリブレが、時価総額$50B(約5.3兆円)を超える企業になったのは、

Eコマースだけでなくフィンテック事業にも力を入れたためです。

メルカドリブレは、ペイパルに似たサービスで「メルカドパゴ」という決済サービスを展開しています。

新興国では、銀行口座やクレジットカードを持たない人が少なくありません。

「メルカドパゴ」は、クレジットカードカードがなくても使えるサービスとなっており、メルカドパゴでEコマースを利用しやすい仕組みになっています。

メルカドパゴは、実店舗での決済も可能なため新型コロナで人々が接触を避ける中、急速にサービスが普及しました。

株価チャート

メルカドリブレ(MELI)業績

売上高・営業利益

市場予想売上高成長率
2020年度3.49B52.10%
2021年度4.72B35.10%

メルカドリブレの売上高成長率は非常に高く、アマゾン(AMZN)の売上高成長率とは比べ物になりません。

(アマゾンの売上高成長率もすごい。2020年度が31.2%成長、2021年度が17.9%成長の予想)

メルカドリブレの成長率が高いのは、アメリカと比べ中南米市場のEコマース市場が発展しておらず、人口が多いためです。

アメリカでは、小売売上高に占めるEコマースの割合が10%を超えているのに対して、中南米では5%未満です。

また、中南米の人口は、アメリカの約2倍程度です。

Eコマースという観点でみた時、メルカドリブレのビジネス・潜在的な顧客は、アマゾンと比べ物にならないくらい大きいのです。

営業利益率

売上高が急激に伸びていることと、インフラが整備されていない新興国で事業を行っているため先行投資に多額の資金を必要とします。

そのため利益率は、どんどん低くなっています。

2015年度から2019年度にかけて、売上高が3.5倍になりましたが、販売費および一般管理費は5倍になりました。

2020年度Q2だけでも、チリとコロンビアに、はじめて物流拠点を開設。
仕分けセンターを、ブラジルに18カ所、メキシコに30ヶ所も開設しました。

EPS(1株当たり利益)

2020年度については、新型コロナの影響でEコマース、フィンテック事業ともに好調だったため黒字化する見込みです。

BPS(1株当たり純資産)

2019年度に純資産が急激に増加しているのは、新株発行による資金調達をした影響です。

引受先の中にはペイパル(PYPL)も含まれており。メルカドリブレはペイパルと提携しています。

キャッシュフロー

営業キャッシュフローが長期的には右肩上がりで増加、フリーキャッシュフローを創出している点については、リスクが高い新興国投資をする上で、一つの安心材料になります。

メルカドリブレ(MELI)株主還元

1株当たり配当

メルカドリブレは現在、配当の支払いをしていません。

配当性向

自社株買い

メルカドリブレ(MELI)バリュエーション

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成長企業らしいバリュエーション。時価総額は、2020年度の予想売上高の14.1倍、2021年度の予想売上高の10.5倍で取引されています。

PER(株価収益率)

過去5年間の平均345.40倍
2020年9月21日時点2,897.33倍

PBR(株価純資産倍率)

過去5年間の平均30.42倍
2020年9月21日時点27.44倍

PCFR(株価キャッシュフロー倍率)

過去5年間の平均64.53倍
2020年9月21日時点58.39倍

メルカドリブレ(MELI)四半期決算

EPS(1株あたり利益)の市場予想と結果

過去8回の決算のうち、市場予想を上回ったのが4下回ったのが4

売上高の市場予想と結果

過去8回の決算のうち、市場予想を上回ったのが8回下回ったのが0回

2020年度第2四半期決算について

メルカドリブレは8月10日にQ2(4月〜6月)の業績を発表しました。

EPS・売上高ともに市場予想を上回る良い内容でした。

  • EPSは、市場予想0.15ドルに対して、結果1.11ドル
  • 売上高は、市場予想7.5億ドルに対して、結果8.8億ドル
  • 売上高は前年同期比123%増加

Eコマースと決済サービスともに大きく成長しました。

Eコマース・マーケット・プレイス購入者数は、3,150万人に達しました。

取引総額(GMV)は現地通貨ベースで101.5%増加しています。

メルカドパゴについても総決済額(TPV)が142.1%増加し112億ドルになりました。

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銘柄分析 コメント

メルカドリブレに投資する注意点としては、カントリーリスクです。

新興国は、政治的に不安定な面があり、法整備についても心配な部分が多くあります。

特に、本社があるアルゼンチンは、デフォルト常連国であるため、信用不安のたびにメルカドリブレの株価にも影響を与えるでしょう。

しかし、カントリーリスクがあったとしても魅力的な投資先だと考えます。

成長著しい中南米市場には、アマゾンやウォルマートなどの企業も進出しています。

その中で、メルカドリブレは、Eコマースとフィンテックをかけ合わせるビジネスで、世界的な大企業に負けず市場シェアをどんどん獲得ています。

恒常的ではないにしても直近の決算では、前年比で売上高が2倍以上になりました。

来年度も30%台の高い成長が期待されています。

中南米のEコマース市場は、10年以上前のアメリカEコマース市場のようなものです。

アマゾンの株価は過去10年間で1,892%上昇したことを考えると、メルカドリブレはポートフォリオの中に、少しでも組み入れると面白い銘柄だと言えます。

チャート的には、50日移動平均線を割り込み弱気トレンド入り、200日移動平均線を意識した展開となっています。

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わたしは、800ドル付近になったら投資しようと思います。宝くじを買う感覚で1株だけ買うのもありだと思う銘柄。1株でも今の株価から1,000%上昇したら評価額は100万円超え♪

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当ブログでは、中国Eコマース大手『アリババ(BABA)』にも注目しています。

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