今回は、半導体設計・開発の大手企業であるエヌビディア(NVDA)の銘柄分析です。
データソースは、こちらです♪
金融機関で働いていた私が投資をする際にチェックしている点を中心にまとめています。
今回の注目ポイントはこちら♪
- クラウド向けデータセンターが好調で、売上高成長率は高水準
- 高い技術力と自社工場を持たない戦略により、高利益率でキャッシュフローは潤沢
- 市場からの期待が高く、バリュエーションは割高。8月19日の決算に注目
- アーム買収が今後どうなるか注目
それでは見ていきましょ〜♪
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エヌビディア(NVDA)基本データ
基本情報
会社名 | NVIDIA Corporation |
ティッカー | NVDA |
本社 | カリフォルニア州 |
セクター | 情報技術 |
決算 | 1月 |
設立 | 1993年 |
上場 | 1999年 |
事業内容
半導体の設計・開発をしている大手企業です。
画像処理をスムーズにする半導体であるGPU(グラフィックス・プロセッシング・ユニット)が、売上の約9割を占めます。
事業は以下の5つがあります。
- ゲーム
- プロ向けビジュアライゼーション
- データセンター
- 自動車
- OEM&その他
それぞれの事業に占める売上構成比率は、エヌビディアのIRサイトで以下のように公開されています。
現在は、ゲーム事業が全体の売上高に占める比率が最も多く、「Nintendo Switch」にもエヌビディアの半導体が採用されています。
また、データセンターの売上が著しく成長しています。
今後は、データセンターが主力事業となることが予想されています。
株価チャート
エヌビディアの株価は、過去10年間で4,590.89%も上昇しました。
FAANGの中で、過去10年間の株価上昇率が最も高いのが、ネットフリックス(NFLX)の2,826.90%です。
エヌビディアの株価は、FAANG以上に大きく上昇しました。
そのため、S&P500が止まっているように見えます。
エヌビディア(NVDA)業績
売上高・営業利益
2015年度以降の業績が大きく伸びているのは、エヌビディアのGPUが、AIや自動運転など幅広い分野で活用され出したためです。
営業利益率
利益率は、非常に高い水準を維持しています。
エヌビディアは開発と設計に特化しているため高い技術力を保有しており、
製造は台湾セミコンダクター(TSM)など他社に委託しているため設備投資が少なく高い利益率を実現しています。
EPS(1株当たり利益)
BPS(1株当たり純資産)
キャッシュフロー
自社工場を持たず、生産を他社に委託しているため、大規模な設備投資をする必要がありません。
営業キャッシュフローの多くが、フリーキャッシュフローになっていてキャッシュフローは潤沢です。
エヌビディア(NVDA)株主還元
1株あたり配当
配当利回り | 0.14% |
連続増配年数 | 8年 |
過去5年平均増配率 | 13.5% |
過去3年平均増配率 | 9.7% |
配当性向
配当性向が非常に低く、かなり余裕を持って配当の支払いをしています。
今後も増配する余力は十分にあります。
自社株買い
発行済み株数は過去10年間で増加しており、自社株買いには積極的ではありません。
エヌビディア(NVDA)バリュエーション
PER(株価収益率)
過去5年間の平均 | 42.89倍 |
2020年8月9日時点 | 83.73倍 |
PBR(株価純資産倍率)
過去5年間の平均 | 12.11倍 |
2020年8月9日時点 | 21.03倍 |
PCFR(株価キャッシュフロー倍率)
過去5年間の平均 | 34.94倍 |
2020年8月9日時点 | 56.07倍 |
エヌビディア(NVDA)四半期決算
EPS(1株あたり利益)の市場予想と結果
過去8回の決算のうち、市場予想を上回ったのが8回、下回ったのが0回。
売上高の市場予想と結果
過去8回の決算のうち、市場予想を上回ったのが8回、下回ったのが0回。
2020年第2四半期決算について
次回の決算は、8月19日引け後に発表されます。
市場予想は以下の通りで、高い成長を期待されています。
- EPSは市場予想$1.93
- 売上高は市場予想$3.65B
- 売上高成長率の市場予想+38%
過去の水準からするとバリュエーションは割高であるため、割高なバリュエーションを正当化する数字が出るか、今後も高い成長が期待できるか注目です。
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銘柄分析 コメント
過去の業績と株価は絶好調でした。
今後についてもエヌビディアには、いくつもの期待できるポイントがあります。
- クラウド向けデータセンターの需要増加
- AIの普及
- 5Gネットワークの普及
- eスポーツの人気化
- 自動運転車の普及
これらの市場が拡大していることは言うまでもありません。
エヌビディアの半導体は、これら全ての市場で大きな役割果たすことになります。
1つめに、クラウド需要の増加です。
エヌビディアの半導体は、マイクロソフト、アマゾン、アリババ、グーグルなどのクラウドデータセンターで採用されています。
2つめに、AIの普及です。機械学習やディープラーニングは多くのデータをインプット、処理する必要があり、性能の高いエヌビディアの半導体が多くの技術で採用されています。
3つめに、5Gネットワークの普及です。
エヌビディアは、2019年10月に通信大手エリクソンと提携して、GPUを活用した5Gネットワークを効率化させることを発表しました。
4つめに、eスポーツの人気化です。
ゲームを行う上でグラフィックは非常に大事。ゲーミングPCの多くにエヌビディアのGPUが採用されています。
エヌビディア自身も2020年2月に「GeForce NOW」というゲームストリーミングサービスを北米と欧州で開始しています。
5つめに、自動運転の普及です。
エヌビディアは、この部門でもトヨタ自動車やベンツなどの世界中のトップメーカーとパートナーシップ契約をしています。
今後、車には今の数百倍の半導体が搭載されると言われています。
後、個人的に注目しているのは、アームの買収です。ソフトバンクグループの株主なので♪
アームは半導体を設計する会社で、世界のほとんどのスマートフォンやタブレットには、アームが設計した半導体が搭載されています。
ソフトバンクグループは、2016年に320億ドルでアームを買収しています。
アームの買収価格が320億ドルを下回ることはないでしょうし、買収価格が1,000億ドル程度になるかもしれないとも言われています。
エヌビディアの2020年4月末の現金及び現金同等物が164億ドル、現在の時価総額が2,755億ドルであることを考えると、エヌビディアにとって、かなりの大きな買い物になります。
短期的に財務を圧迫する懸念はありますが、この買収が上手くいけばエヌビディアはGPU以外でも大きな市場シェアを獲得することができます。
エヌビディアは、半導体業界で最も注目されている会社。今後の動向に注目です♪
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