モモです。ブログやtwitterで米国株の投資情報を発信しています♪
当ブログでは、3年以上前からNvidiaがAI革命の中核企業になると予測し、投資していました。
エヌビディア(NVDA)160万円くらい買いましたー🥰
— モモ@投資ブロガー (@momoblog0214) November 2, 2020
AI革命に期待✨ pic.twitter.com/BaOmc5RRTO
前回の決算に続き、今回も素晴らしい決算を発表!しかし、株価は上昇していません。
今回の記事では、最新の決算を分析して将来性を再確認していきます。
それでは、見ていきましょう。
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Nvidia第3四半期決算の振り返り:売上高は前年比206%成長!
EPS・売上高・ガイダンス全てがアナリストの予想を大幅に上回り、素晴らしい決算を発表しました!
Nvidiaの第3四半期決算を見てみると、売上は前年同期比206%増で、3倍以上増加しました。
さらに利益は、前年同期と比較して、驚くべき7倍近く成長しています。
この驚異的な成長を牽引したのが、データーセンター部門です。
Q3売上高の構成比と成長率がこちら。
部門 | 売上高 | 構成比 | 成長率 |
---|---|---|---|
Data Center | $14,510M | 80.1% | +279% |
Gaming | $2,860M | 15.8% | +81% |
Professional Visualization | $416M | 2.3% | +108% |
Auto | $261M | 1.4% | +4% |
TOTAL | $18,120M | 100.0% | +206% |
3年前のデータセンター部門の売上は4割でしたが、現在は8割を超えています。
生成AI向けGPUの需要が高まり、それがデータセンター部門の成長を後押ししています。
競合であるAMDのデータセンター売上が前年と同じという状況を見ると、Nvidiaの需要がいかに強いかが見て取れます。
NvidiaはAIワークロードを処理するように設計されたデータセンターチップで、90%の市場シェアを獲得しています。
最新のデータセンターチップは、あらゆる主要なクラウド・サービス・プロバイダー(Amazon、Microsoft、Google、Oracleなど)から人気があります。
NvidiaのAIチップは、競合と比べて格段に性能が良いだけではなく、ソフトウェアのエコシステムも充実しており、この点でも競合との差別化が図られています。
特に、ネットワーキングに力を入れており、今回の決算でネットワーキングの年間売上高が100億ドルを超える規模に成長していることが明らかになりました。
ネットワーキングは、データセンターのデータ処理と通信の高速化につながります。
Nvidiaは2020年に、高性能ネットワーキング企業であるメラノックスを69億ドルで買収しました。
これにより、Nvidiaはハードウェアだけでなく、ネットワーキングのソフトウェアや技術も手掛けるようになり、より統合されたソリューションを提供できるようになりました。
現状、Nvidiaは顧客の需要を満たせておらず、この需要は複数年にわたって継続すると予想されます。
世界のデータセンターにおける市場規模は、1兆ドルにもなります。
そのうち毎年0.25兆ドルが、新型チップに移行する見通しです。
アナリストが予想するNvidia売上高は、今年度が0.05兆ドル、来年度が0.07兆ドルしかありません。
そのため、データセンター・ビジネスだけでも、獲得可能な大きな市場が残されています。
Nvidia決算で分かった3つの成長要素
今後もNvidiaの成長が期待できる3つの要素がこちら。
- AI半導体の新製品投入
- ソフトウェア売上高の増加
- 顧客基盤の拡大
AI半導体の新製品投入
H100の人気にも関わらず、2024年と2025年には更に高性能な新製品が登場する予定です。
NVIDIAは、革新的な新製品の投入によって成長を加速させています。
特に注目されるのが、H100 GPUのような高性能データセンター向け製品です。
顧客からの需要は強く、テスラのCEOであるイーロン・マスク氏は、「麻薬より手に入れるのが難しい。」とコメントしています。
このGPUは、AIと機械学習に特化し、処理能力で業界をリードしています。
それにも関わらず、NVIDIAは、これから毎年、新製品を投入する予定です。
上の画像は、10月に発表された投資家向けプレゼンテーションです。
この画像を簡単に説明すると、今までは、2年に1度のペースで新製品を発表していましたが、これからは毎年、新製品を投入するという内容です。
2024年にはH100の拡張版H200や次世代のB100、2025年にはX100が投入されます。
これにより、データセンターの性能を飛躍的に向上させ、NVIDIAの技術的リーダーシップをさらに強化します。
ソフトウェア売上高の増加
今年、ソフトウェア売上高10億ドルを達成する見込みです。
ソフトウェア売上高には、NVIDIA DGX CloudやNVIDIA AI Enterpriseなどが含まれます。
DGX Cloudは、AIの開発に特化したスーパーコンピュータ「DGX」の性能をクラウド経由で提供するサービスです。
2023年3月に発表されたばかりのサービスですが、非常に強い需要があり、売り上げを伸ばしています。
AI Enterpriseは、企業のデータセンター上でNVIDIA製GPUを用いたAIの開発環境を容易に運用できるようにするソフトウェアです。
2024年には、ソフトウェアの売上高が20億ドルから30億ドル程度となる見通しで、かなりのスピードで成長しています。
顧客基盤の拡大
今回の決算では、新たな顧客の増加が明らかになりました。
足元では、米国政府による中国への輸出規制が心配されています。
しかし、売上高と利益は、アナリスト予想を大幅に上回りました。
これは、データセンターに対する需要が強く、NVIDIAのGPUを買う新たな顧客が増えたためです。
ジョンスンファンCEOからは、「データセンターは、2025年まで成長できると確信しています。」というコメントがありました。
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最後に:Nvidiaの将来性
エヌビディアは、素晴らしい決算を発表しました。AI革命の中心として引き続き強い位置にいます。
Nvidiaの第3四半期決算は、売上高が前年比206%増という顕著な成長を示しました。
これは、データセンター部門の強化によるもので、特に生成AI向けGPUの需要が高まっています。
2020年に69億ドルで買収したメラノックスは、年間売上高100億ドルを超えるビジネスに成長しました。
競合との比較においても、Nvidiaの市場シェアは圧倒的です。
AIワークロードに特化したデータセンターチップの開発において、市場の大部分を占め、主要なクラウドサービスプロバイダーからの支持も獲得しています。
今後、成長の鍵を握るのは、新製品の投入、ソフトウェア売上の増加、そして顧客基盤の拡大です。
これらにより、Nvidiaは持続的な成長を実現する見込みです。
Nvidiaは、技術的なリーダーシップを維持し、市場の需要に応え続けることで、今後もAI分野での重要な役割を果たしていくと期待されています。
今回の決算でも、ソフトウェア・ビジネスの成長や新製品への期待などワクワクする内容でした。Nvidiaは先見性のある素晴らしい企業であり、今後もホールドする予定です。
最後まで、お読みいただきまして、ありがとうございました。
NVIDIAのビジネスモデルや財務内容を詳しく確認したい方は、こちらの分析記事をご覧ください。
AI関連銘柄としてケイデンスに注目しています。ビジネス上の参入障壁や安定感は、Nvidiaより上だと考えています。
ブログでは、たくさんの銘柄を紹介しているため、筆者のポジションを開示しています。
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