今回は、株クラAdvent Calendarのために書いた記事です。
Twitterフォロワー5万人のレイチェルさんにお声かけ頂き参加しました。
株クラAdvent Calendarは、12月1日から投資ブロガーや投資YouTuberが、リレー形式でコンテンツをアップしていきます。
参加者が凄すぎて、何を書こうか、かなり悩みました。
いろいろと悩んだ結果、
やっぱり銘柄分析の記事が書きたい!
という結論に。
そこで、わたしも投資していて、多くの人が投資している会社の記事を書くことにしました。
今回は、世界で最も価値のある会社Appleの銘柄分析です♪
Appleは、時価総額が世界No.1の会社。
会社名 | 時価総額 |
Apple | 2.94兆ドル |
Microsoft | 2.57兆ドル |
Alphabet | 1.97兆ドル |
Amazon | 1.75兆ドル |
代表的なインデックスファンドにも、多く組み入れされています。
ETFティッカー | AAPL組入比率 |
QQQ | 12.0% |
VOO | 6.0% |
VTI | 5.0% |
個別株で投資している人は、もちろん。インデックス投資家の方もAppleの株価が伸びるか、どうかは注目です。
わたしは、Appleが今後も長期的に成長し、多くの投資家に利益をもたらすと考えています。
今回は、Appleに投資する魅力や期待しているポイント、投資リスクについて書きました。
それでは、見ていきましょー!
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世界で最も時価総額の大きい会社 Apple【AAPL】って、どんな会社?
基本データ
会社名 | Apple Inc. |
ティッカー | AAPL |
本社 | カリフォルニア州 |
決算 | 9月 |
設立 | 1976年4月 |
上場 | 1980年12月 |
市場 | NASDAQ |
従業員 | 154,000人 |
CEO | ティム・クック |
パソコンメーカーとして事業を開始しました。
2000年以降、iPhone、iPadなど革新的な製品が大ヒット。世界で最も時価総額が大きい会社となりました。
創業者でCEOをしていたスティーブ・ジョブズ氏は、2011年10月に他界しています。
スティーブ・ジョブズの退任に伴い、2011年8月24日にティム・クック氏がCEOに就任しました。
株価チャート
最新の株価とチャートが、こちら。
過去5年間のパフォーマンスはFAANGの中で、もっとも高いパフォーマンスでした。
こちらが過去5年間のトータルリターン。
会社名・指数 | Total Return |
Apple | 543.1% |
Netflix | 383.1% |
Amazon | 336.7% |
Meta Platforms | 177.4% |
NASDAQ100 | 222.4% |
S&P500 | 104.0% |
事業内容
Appleは、世界で最も有名なブランドの1つです。高品質、美しいデザイン、素晴らしいエコシステムは人々を魅了します。
売上高の多くは、iPhone、Mac、iPad、ウェアラブルデバイスのApple Watch、AirPodsなどから生み出されています。
2021年度の売上構成比がこちら。
これらの製品は、とても高い利益率。
2021年度のプロダクト・グロスマージンは、35.3%でした。
Appleは製品の開発・設計・デザインを行い、生産はEMS会社に委託する工場を持たない経営(ファブレス)であるため、設備投資が少なく高い利益率を実現しています。
業績は、iPhone売上の影響を大きく受けます。今後は、5Gの普及により大規模な買い替え需要が見込まれます。
Appleは、iPhone依存度を落とすために、サービス部門とウェアラブル部門の売上を伸ばしています。
サービス収益は、サブスクリプション方式で利益率が高いのが特徴です。
サブスクリプションによる収益は、経常的で予測可能。
2021年度のサービス・グロスマージンは、69.7%でした。
こちらが、売上高に占めるサービス売上高の推移。
2021年度は、リモートワークやオンライン学習の需要が強く、iPhoneやiPadが好調だっため、サービス構成比は下がりました。
しかし、長期的には、サービス部門の売上構成比が高まることが予想されます。
サービス会社としてのAppleに注目です♪
Apple【AAPL】に投資する3つの魅力
年間の研究開発費は219億ドル!巨額の研究開発費で価値を生み出し続けている!
高いグロスマージンにより、巨額の資金を研究開発費に費やすことが可能♪そして、多くのイノベーションを起こしています。
世界を変える大きなイノベーションに欠かせないのが研究開発費。
また、研究開発費は、他社との競争優位性を構築するために、なくてはならないものです。
直近1年間の研究開発費が200億ドルを超える企業は、世界に5社しかありません。(製薬会社を除く、S&Pグローバルマーケットインテリジェンスのデータに基づく)
こちらが直近1年間の研究開発費が200億ドルを超える企業。
会社名 | 研究開発費 |
アマゾン | $50.9B |
アルファベット | $29.9B |
メタプラットフォーム | $22.8B |
アップル | $21.9B |
マイクロソフト | $21.4B |
財務内容や従業員数を考慮した場合、Appleの研究開発費に占めるウェイトは、この5社の中でも非常に大きいものとなります。
Appleは、多くのイノベーションを生み出しています。特に、わたしが注目しているのが、独自設計・開発された半導体「Apple Silicon」です。
Appleは、Intelを採用していましたが、
2020年に「Apple Silicon」に移行することを発表。
同年11月に、初代Apple Siliconとなる「M1」を搭載したMacを発売しました。
M1は、人間の脳にあたるCPU、画像処理に特化したGPU、負荷処理を分散するRAMが1枚のSoCにまとまったものです。
Intelから移行するほど、M1は驚異的なパフォーマンスと電力効率を提供します。
わたしは、Macユーザーです。M1によりMacの動作速度・画像処理・電力効率は、格段に良くなったと実感しています。
自社設計されたApple Siliconは、ハードウェアとソフトウェアを統合し、ユーザーに新しい体験を提供します。
2023年には、3nmプロセス半導体を搭載したデバイスの発表が期待されています。
Appleは、半導体業界において、AMDやクアルコムと同じくらい重要なプレーヤーになると予想しています。
他にも、メタバース関連銘柄として重要な会社になると考えています。
まだAppleは、メタバースに本格参入すると発表したわけではありません。
しかし、VRやARへの投資を既に行っており、来年にもVR、AR関連の製品を発売するのではないかと言われています。
また、仮想空間を構築するためには、高性能で高い画像処理を必要とします。
仮想空間に入る際にも、高性能なハードウェアが必要となります。
M1を搭載したAppleのハードウェアが、その選択肢になることは言うまでもありません。
Appleの新規事業として、BNPL、EV、自動運転なども期待されています。あらゆるテクノロジーの進歩が、Appleの成長に繋がっています。
過去10年間で4,876億ドルもの自社株買いを実施!今後も強力な株主還元が続く!
Appleは、世界で最も自社株買いをした会社です。
2018年2月に、Appleはネットキャッシュを0にすると発表しました。
それ以降、大規模な自社株買いを継続。過去10年間の自社株買いは、4,876億ドルにも達しました。
現在の時価総額が2兆9,440億ドルであるため、かなりの買い圧力となります。
こちらが過去10年間の自社株買い推移。
こちらが過去10年間の発行済株式数。
発行済株式数は過去10年間で、36%も減少しました。
経営陣は、ネットキャッシュ0の目標を達成するため、自社株買いを継続するでしょう。
Appleの財務内容を一部抜粋。
2021年度末 ネットキャッシュ | $7.2B |
直近1年間 営業キャッシュフロー | $104.0B |
直近1年間 フリーキャッシュフロー | $89.3B |
潤沢なキャッシュフローと強固なバランスシートを保有しています。
大きな企業買収がなければ、2030年まで現在のペースで自社株買いできると試算しています。
ティムクックCEOの強力なリーダーシップ!
優秀な経営者や企業文化は、長期投資において最も重要なファクターです。
今年で、ティムクック氏がCEOとなり10年が経過しました。
この間、株価と配当を合わせたトータルリターンは1,413%。
市場平均を大幅にアウトパフォームしています。
ティムクックCEOの手腕を疑う人は、いないでしょう。
求人口コミサイトglassdoorでも高い評価を得ています。
glassdoorのCEO承認率は93%、TOP CEOs 2021で32位となりました。
また、ティムクックCEOの思想は、社員に広く浸透しています。
glassdoorの口コミでは、83%の従業員がAppleで働くことを友人に勧めたいとしており、星4.2(最大5)の評価を得ています。
glassdoorの「2021年 働くのに最適な場所」で31位にランクインされました。
従業員は、Appleで働くことに幸せに感じており、幸せな従業員は、幸せなユーザーを作り出しています。
Apple【AAPL】投資リスク
政治リスクには注意が必要です。
2021年度のApple全体の売上高のうち、19%が中華圏からの売り上げでした。
地域別売上高がこちら。
Appleにとって、中国事業は大きなシェアを占めています。
中国独特の政治リスクがありますし、米中の関係は良好とは言えません。
過去にも、2018年から2019年にかけて、中国の景気減速と米中貿易戦争の影響で、業績が悪化しました。
アメリカでも、強力になり過ぎたメガ・テックに対して、規制が強化される可能性があります。
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Apple【AAPL】銘柄分析コメント
今後も長期的に高いパフォーマンスを期待しています。
Appleは、ブランド価値が高く、高収益のビジネスを展開しています。
現金を創出する力が強く、生み出した現金を、価値のある事業に再投資し続けています。
Apple Siliconは、多くの可能性を秘めており、様々なテクノロジーに活用されるでしょう。
また、メタバース、EVや自動運転などの新規事業が実現すれば、アドレス可能な市場は大きく広がります。
多額の資金を研究開発費に費やしても、余りあるほど潤沢なキャッシュフローは、自社株買いという形で、今後も株価を長期的にサポートします。
ティムクックCEOは、業績を拡大してきた十分な実績があり、社員や外部機関から高い評価を得ています。
熱心な従業員は、今後もユーザーに多くの素晴らしい体験をもたらします。
時価総額が世界No.1のAppleですが、Appleにとって最高の日は、まだまだ先にあります。わたしは、Appleのファンであり、Appleの投資家として、今後も成長を見守っていきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。関連記事を紹介♪
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