モモです。ブログ、X、YouTubeで米国株の投資情報を発信しています♪
10年以上、金融機関と投資ブログで米国株を紹介してきました。その中で、たくさんの質問を頂きました。
おすすめの米国株はありますか?
どんな銘柄を見てますか?
どんな基準で銘柄を探してますか?
今回は、そんな疑問を解消するために、2025年最新のおすすめ米国株30銘柄を3つのカテゴリーに分けて紹介します。
- 長期保有に向いた成長株
- 配当収入を期待できる増配株
- 成長を狙うグロース株
それぞれの特徴を詳しく解説しています。
選定理由や注目ポイントを具体的なデータを交えてお届けします。
この記事を読むことで投資の幅が広がり、自分にぴったりの銘柄選びができるようになるでしょう。
それでは見ていきましょー♪
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おすすめ長期保有向き米国株10銘柄
会社名 | ROIC |
---|---|
エヌビディア | 101.5% |
アップル | 56.5% |
マスターカード | 55.3% |
オライリー・オートモーティブ | 27.6% |
マイクロソフト | 26.7% |
コストコ | 20.9% |
ケイデンス・デザイン・システムズ | 19.8% |
S&Pグローバル | 8.4% |
ダナハー | 5.8% |
ブルックフィールド | ー |
長期保有を目指す投資家にとって、安定性と成長性のバランスが取れた銘柄は魅力的な選択肢となります。
このセクションでは、長期保有株の選定基準を紹介し、2025年に注目すべき長期保有株10銘柄を詳しく解説します。
長期保有株の選定基準
長期保有株は、安定性と競争優位性がポイントです。
特に注目するのは、長期にわたり高いROIC(投資資本利益率)を維持している企業です。
ROICは、企業が調達した資金(投下資本)を使って、どれだけ効率的に利益を生み出しているかを評価する指標です。
この数値が高い企業は、効率的な経営を行っており、競争環境が厳しくなったとしても持続可能な収益を生み出す力があります。
さらに、競争優位性の高いビジネスを保有している企業も理想的です。
競争優位性のある企業は、長期的な利益を確保しやすい傾向にあります。
特に、無形資産(特許やブランド力)、顧客の乗り換えコストの高さ、ネットワーク効果、コストの優位性といった構造的要因を持つ企業は長期的に成長することができます。
こうした企業は、不況時にも業績を維持しやすく、安定した投資対象となります。
競争優位性については「【書評】『千年投資の公理』売られすぎの優良企業を買う」で詳しく解説しています。
エヌビディア(NVDA)

株価チャート(週足)
基本データ
ROIC | 101.5% |
配当利回り | 0.0% |
PSR(予想) | 25.8x |
売上成長(予想) | 111.5% |
PER(予想) | 45.6x |
EPS成長(予想) | 149.9% |
事業内容・将来性
エヌビディアは、AIやグラフィックス分野で世界をリードする半導体メーカーです。
特に、AIモデルの学習や推論を高速化するGPU(グラフィックス処理ユニット)で圧倒的なシェアを誇り、データセンター、自動運転技術、ゲーム用GPUなど幅広い分野で活躍しています。
2024年末からは次世代GPU「Blackwell」の出荷が開始され、AI市場でのさらなる成長が期待されています。
生成AIの普及に伴い、データセンター向け需要が急拡大しており、2025年には収益が大幅に増加する見込みです。
また、自動運転やメタバース向け技術への投資も進めており、新しい市場の開拓に積極的です。
これらの取り組みにより、エヌビディアはAI革命の中心的存在として、今後も投資家にとって魅力的な選択肢となるでしょう。
アップル(AAPL)

株価チャート(週足)
基本データ
ROIC | 56.5% |
配当利回り | 0.4% |
PSR(予想) | 8.6x |
売上成長(予想) | 6.2% |
PER(予想) | 32.0x |
EPS成長(予想) | 21.0% |
事業内容・将来性
Appleは、iPhoneやMacなどのハードウェアだけでなく、サービス事業でも成長を続ける世界的なテクノロジー企業です。
特に、App StoreやApple Music、iCloudなどのサービス事業は高い利益率を誇り、同社の収益基盤を多様化させています。
2025年にはAI技術を活用した新製品やサービスが注目されており、iPhone 16を中心とするAI駆動型のアップグレードサイクルが予測されています。
さらに、AppleはAI統合による新たなサービス展開や既存サービスの強化を通じて、収益性の向上を図っています。
これにより、同社のサービス部門は引き続き二桁成長が期待されており、安定した収益源として機能します。
Appleはその強固なエコシステムとAI技術への積極的な投資を武器に、新たな成長機会を掴むポテンシャルを持つ魅力的な投資対象です。
マスターカード(MA)

株価チャート(週足)
基本データ
ROIC | 55.3% |
配当利回り | 0.6% |
PSR(予想) | 16.5x |
売上成長(予想) | 11.9% |
PER(予想) | 34.5x |
EPS成長(予想) | 23.7% |
事業内容・将来性
マスターカードは、世界中で電子決済サービスを提供するテクノロジー企業です。
クレジットカードでは、ビザ(V)に次ぐ業界2位。クレジット業界は、ビザとマスターカードの寡占市場となっています。
マスターカードは、決済システムを提供するだけで、クレジットカードの発行はしません。
そのため、クレジットカードの返済ができない人が増えたとしても、業績に直接的な影響はありません。
マスターカードの競争優位性は、広いネットワーク効果にあります。
世界210を超える国と地域、150通貨以上で事業を展開。米国外の売上高の比率が多く、国際展開を上手く進めています。
ブランド認知度が高く、信頼できる決済システムを長きに渡って提供してきました。
長期的には、世界的に進むキャッシュレス化や、インフレが業績の押し上げ要因になります。
オライリー・オートモーティブ(ORLY)

株価チャート(週足)
基本データ
ROIC | 27.6% |
配当利回り | 0.0% |
PSR(予想) | 4.2x |
売上成長(予想) | 5.3% |
PER(予想) | 28.8x |
EPS成長(予想) | 8.1% |
事業内容・将来性
店舗では、バッテリー、ブレーキシステム、エンジンなどの部品やメンテナンス用品、フロアマットやシートカバーなどのアクセサリーを販売しています。
また、バッテリーなどの診断テスト、ワイパーなど消耗品の交換、工具の貸し出し、使用済みオイルの再利用などのサービスを提供しています。
売上の6割程度をDIY(Do It Yourself)顧客から、売上の4割程度を専門業者からあげています。
2017年にAmazonが、自動車アフターマーケット市場に、本格参入しています。
しかし、オライリーの業績が悪化することはありませんでした。
競争優位性の高いビジネスを展開しており、今後も市場シェア拡大が期待されます。
さらに、過去30年間で株価が年率20%以上成長しており、長期投資家にとって魅力的な選択肢となっています。
マイクロソフト(MSFT)

株価チャート(週足)
基本データ
ROIC | 26.7% |
配当利回り | 0.8% |
PSR(予想) | 11.2x |
売上成長(予想) | 13.6% |
PER(予想) | 32.1x |
EPS成長(予想) | 10.7% |
事業内容・将来性
マイクロソフトは、ソフトウェア、クラウドサービス、デバイス、AI技術など幅広い分野で事業を展開する世界的なテクノロジー企業です。
主力製品には「Windows」や「Microsoft 365」、クラウドプラットフォーム「Azure」が含まれ、これらが同社の収益を支えています。
特にクラウド事業は急成長しており、Azureの売上は前年比で30%以上の伸びを記録しています。
また、生成AI技術の導入を積極的に進めており、「Copilot」などのAIツールが業務効率化を支援しています。
AIとクラウド分野への投資を強化し続けることで、競争力を一層高める見込みです。
メタバースや複合現実(MR)技術にも注力しており、「Microsoft Mesh」を通じて新たなビジネス機会を創出しています。
これらの戦略的な取り組みと市場での強固な地位により、マイクロソフトは今後も安定した成長が期待される銘柄です。
コストコ・ホールセール(COST)

株価チャート(週足)
基本データ
ROIC | 20.9% |
配当利回り | 0.5% |
PSR(予想) | 1.5x |
売上成長(予想) | 7.2% |
PER(予想) | 51.7x |
EPS成長(予想) | 9.4% |
事業内容・将来性
コストコ・ホールセール・コーポレーションは、会員制倉庫型店舗を展開し、高品質な商品を低価格で提供する米国の小売企業です。
そのビジネスモデルは、少数の商品を大量に仕入れる「ボリュームディスカウント」により仕入れコストを抑え、倉庫型店舗で効率的に販売することで物流費や人件費も削減する仕組みです。
また、会員費収入が安定した収益基盤を支えています。
さらに、eコマース事業の成長や海外市場の拡大も進行中です。
今後も会員数の増加やブランド力の向上により、持続的な成長が期待されます。
ケイデンス・デザイン・システムズ(CDNS)

株価チャート(週足)
基本データ
ROIC | 19.8% |
配当利回り | 0.0% |
PSR(予想) | 17.7x |
売上成長(予想) | 13.2% |
PER(予想) | 50.7x |
EPS成長(予想) | 54.5% |
事業内容・将来性
ケイデンス・デザイン・システムズは、半導体や電子システムの設計を支援するソフトウェア、ハードウェア、知的財産(IP)を提供しています。
電子設計自動化(EDA)の分野で世界をリードし、NVIDIAやIntelなどの主要半導体メーカーにソリューションを提供しています。
同社の製品は、カスタムIC設計、PCB設計、デジタル実装、システム検証、AIを活用した設計ツールなど多岐にわたり、5G通信、自動車、航空宇宙、産業機器、ヘルスケアなど幅広い業界で活用されています。
2024年第3四半期には、前年同期比19%増の12億1,500万ドルの売上を達成し、AIチップ設計需要の高まりを背景に、通年の1株当たり利益(EPS)見通しを引き上げました。
さらに、AIを活用した次世代システム設計ソリューション「OrCAD X Platform」を発表し、設計プロセスの効率化と自動化を推進しています。
これらの実績と革新的な取り組みにより、ケイデンスは今後も半導体業界の成長を支える重要な存在として、投資家にとって魅力的な銘柄と言えるでしょう。
S&Pグローバル(SPGI)

株価チャート(週足)
基本データ
ROIC | 8.4% |
配当利回り | 0.8% |
PSR(予想) | 10.6x |
売上成長(予想) | 12.4% |
PER(予想) | 31.4x |
EPS成長(予想) | 86.7% |
事業内容・将来性
S&Pグローバルは、信用格付けの分野で市場シェア50%という圧倒的な地位を築いています。
格付け業界は、厳しい規制があるため、新しい会社が参入する障壁を高めています。
また、同社は、1860年創業、世界的に認知されたブランドで、国際的に信頼されています。
このブランド力と信頼性は、新規参入者が簡単には真似することはできない競争優位性です。
最も近い競合であるムーディーズ(MCO)と合わせると、80%以上の市場シェアを占めています。
また、同一の対象に対して、これら2社が同時に格付けするケースが多いため、2社によるほぼ独占状態ともいえます。
将来性においては、金融市場の拡大やデータ分析の重要性の高まりに伴い、S&Pグローバルのサービス需要は増加が見込まれます。
また、AI技術の活用やESG分野への注力も、同社の成長を後押しする要因となるでしょう。
これらの点から、S&Pグローバルは安定した収益基盤と成長性を兼ね備えた魅力的な投資先として注目されます。
ダナハー(DHR)

株価チャート(週足)
基本データ
ROIC | 5.8% |
配当利回り | 0.5% |
PSR(予想) | 7.2x |
売上成長(予想) | -0.7% |
PER(予想) | 30.7x |
EPS成長(予想) | 35.4% |
事業内容・将来性
ダナハーは、バイオテクノロジー、ライフサイエンス、診断薬の3つの分野で事業を展開するグローバル企業です。
同社は、DNA解析や分子診断などの先端技術を駆使し、医療や科学研究を支える製品とサービスを提供しています。
特に、再現性の高い収益構造と「ダナハー・ビジネス・システム(DBS)」と呼ばれる独自の経営手法が競争優位性を生み出しています。
将来性も明るく、バイオ医薬品や遺伝子治療分野での需要拡大が追い風となっています。
また、積極的なM&A戦略により市場シェアを拡大し続けており、特に診断薬部門では高成長が期待されています。
ダナハーは、ブランド力が高く最高品質の医療機器メーカーであり、世界的に高まる医療に対する需要を吸収することができます。
ブルックフィールド(BN)

株価チャート(週足)
基本データ
配当利回り | 0.6% |
PSR(予想) | 0.9x |
売上成長(予想) | -6.3% |
PER(予想) | 16.1x |
EPS成長(予想) | 460.2% |
事業内容・将来性
ブルックフィールドは、カナダを拠点とする世界的なオルタナティブ資産運用会社です。
同社は、不動産、インフラ、再生可能エネルギー、プライベートエクイティ、クレジットなど多様な分野で事業を展開し、長期的な資本成長を目指します。
ブルックフィールドの強みは、グローバル展開と多様なポートフォリオにあります。
経営陣は2024年から2029年の間に1株当たり配当可能利益の年平均成長率を17%にするという目標を掲げており、高い収益成長が期待されています。
同社は、脱炭素化に向けた世界的な動きやデジタル化の進展に伴い、インフラ投資の重要性が増す中、質の高い資産への投資機会を創出しています。
また、AI技術の普及により、データセンターや電力供給への需要が高まっており、これらの分野での投資も強化しています。
さらに、同社は保険ソリューション事業を主要な資産運用部門へと変革し、経済の不確実性の中でも強固な業績を維持しています。
これらの取り組みにより、ブルックフィールドは今後も多様な投資分野での成長と収益性の向上が期待されます。
おすすめ米国増配株10銘柄
配当収入を期待しながら、株価の成長も狙えるのが連続増配株の魅力です。このセクションでは、安定した配当と成長を両立するおすすめの米国株10銘柄をご紹介します。
会社名 | 配当利回り |
---|---|
トラクターサプライ | 1.8% |
アクセンチュア | 1.7% |
ユナイテッドヘルス | 1.6% |
マーシュ・アンド・マクレナン | 1.5% |
ディア・アンド・カンパニー | 1.5% |
ガーミン | 1.4% |
リンデ | 1.3% |
TJXカンパニーズ | 1.2% |
ゾエティス | 1.2% |
イートン | 1.1% |
米国増配株の選定基準
配当利回りが1%以上で株価の上昇も狙える銘柄を選定しました
配当株を選ぶ際は、配当利回りだけでなく、増配率の高さや配当性向にも注目します。
増配率が高い銘柄は、現在の配当利回りが低くても将来的には、高い配当が期待できます。
また、配当性向が無理のない水準に抑えられている企業は、将来の増配余地が大きい傾向にあります。
また、業績が安定している業界に属し、長期的な収益基盤を持つ企業も選定基準に適しています。
増配株は、配当収入を狙いつつ資産を増やしたい投資家に適した選択肢です。
トラクターサプライ(TSCO)

株価チャート(週足)
基本データ
ROIC | 15.7% |
配当利回り | 1.7% |
PSR(予想) | 1.9x |
売上成長(予想) | 2.4% |
PER(予想) | 25.0x |
EPS成長(予想) | 2.8% |
事業内容・将来性
トラクター・サプライは、米国最大の農村ライフスタイル小売業者です。
農家や牧場主、DIY愛好家向けに、家畜用品、農具、ペット用品、衣料品など幅広い商品を提供します。
店舗は全米49州に約2,300店展開し、オンライン販売も強化中。特に「Petsense」ブランドではペット市場にも注力しています。
2025年には90店舗の新規出店を予定し、長期的には3,200店舗への拡大を目指しています。
同社の「Life Out Here 2030」戦略では、年間売上高成長率を6~8%、1株当たり利益の成長率を8~11%とする目標を掲げています。
また、ガーデニングやペット関連商品の需要増加に対応し、商品ラインナップの強化や顧客サービスの向上にも注力しています。
これらの取り組みにより、トラクター・サプライは農村ライフスタイル市場での地位をさらに強固なものとし、投資家にとって魅力的な成長機会を提供する企業として注目されます。
アクセンチュア(ACN)

株価チャート(週足)
基本データ
ROIC | 24.0% |
配当利回り | 1.7% |
PSR(予想) | 3.2x |
売上成長(予想) | 5.9% |
PER(予想) | 27.1x |
EPS成長(予想) | 12.8% |
事業内容・将来性
アクセンチュアは、世界で事業展開しているコンサルティング会社です。
ITのコンサルティングやアウトソーシングに強みを持っています。
クラウド、サイバーセキュリティ、メタバース、AIなどあらゆるITの進歩、企業のDXがアクセンチュアの成長につながります。
2024年には、生成AI関連のサービス需要が急増し、同分野での新規受注額は四半期で13億ドル、年間で30億ドルを突破しました。
将来性においては、AIや自動化技術の導入がさらに進むと予想され、アクセンチュアはこれらの分野でのリーダーシップを強化しています。
特に、NVIDIAとの提携により、約3万人の社員がAI関連のスキルを習得し、企業のAI活用を支援する体制を整えています。
これらの取り組みにより、アクセンチュアは今後もデジタル分野での革新を牽引し、投資家にとって魅力的な企業であり続けるでしょう。
ユナイテッドヘルス(UNH)

株価チャート(週足)
基本データ
ROIC | 15.0% |
配当利回り | 1.6% |
PSR(予想) | 1.2x |
売上成長(予想) | 8.0% |
PER(予想) | 18.7x |
EPS成長(予想) | 16.8% |
事業内容・将来性
ユナイテッドヘルスは、米国最大級のヘルスケア企業です。
医療保険サービスを提供する「ユナイテッドヘルスケア」と、医療データ分析や薬剤給付管理を手掛ける「オプタム」の2つの主要部門を展開しています。
高齢化や医療需要の増加を背景に、同社は安定した成長が期待される銘柄です。
特に、豊富なキャッシュフローを活用した企業買収により事業領域を拡大し、競争優位性を確立しています。
また、政治リスクの少ないオプタム事業の成長も魅力的なポイントです。
長期的な視点で見ると、高齢化社会の進展や医療市場の拡大により、同社の事業は今後も堅調な成長が見込まれます。
マーシュ・アンド・マクレナン(MMC)

株価チャート(週足)
基本データ
ROIC | 17.5% |
配当利回り | 1.5% |
PSR(予想) | 4.2x |
売上成長(予想) | 6.9% |
PER(予想) | 23.7x |
EPS成長(予想) | 17.3% |
事業内容・将来性
マーシュ・アンド・マクレナンは、世界130カ国以上で事業を展開する、リスク管理とコンサルティング分野のリーディングカンパニーです。
保険仲介の「マーシュ」、再保険の「ガイ・カーペンター」、人事コンサルの「マーサー」、経営戦略の「オリバー・ワイマン」など多岐にわたる事業を展開しています。
各分野での専門性を活かし、顧客の課題解決を支援する体制を整えています。
特に気候変動や地政学リスク、サイバー攻撃といった複雑化する課題への対応力が評価されています。
リスク管理の最適化を通じて企業の成長を後押ししている点が特徴的です。
2024年9月、同社はMcGriff Insurance Servicesを77.5億ドルで買収することを発表し、商業用保険や従業員福利厚生の分野での能力をさらに強化しています。
将来性としては、リスク多様化に伴う需要の増加が見込まれています。また、グローバルなネットワークを活かした成長や、積極的な買収戦略が今後の業績を支える重要なポイントになると期待されています。
ディア・アンド・カンパニー(DE)

株価チャート(週足)
基本データ
ROIC | 8.3% |
配当利回り | 1.5% |
PSR(予想) | 2.9x |
売上成長(予想) | -24.5% |
PER(予想) | 21.0x |
EPS成長(予想) | -8.0% |
事業内容・将来性
ディア・アンド・カンパニーは、農業機械の分野で世界的に知られる「ジョン・ディア」ブランドを展開する企業です。
主力製品の大型トラクターやコンバインは、高い技術力と耐久性で世界中の農家に支持されています。
特に大型トラクターは、競合が少なく高い利益率を誇ります。
同社は、AIや自動運転技術を活用した精密農業の推進に注力しています。
2017年には、画像認識技術を持つBlue River Technologyを買収し、農業の効率化と環境負荷の低減を目指しています。
しかし、2024年には農業機械の需要減少により、業績が前年同期比で減少しました。2025年度の純利益は、さらなる減収が見込まれています。
それでも、ディアは技術革新と精密農業への取り組みを継続し、長期的な成長を目指しています。
将来性としては、人口増加に伴う食料需要の拡大や、持続可能な農業への関心が追い風となります。