ラムリサーチが、4月21日引け後に決算発表をしました。
ラムリサーチは、半導体製造装置で世界シェア3位、半導体製造工程において重要なエッチングでは世界シェアトップ企業。
半導体製造装置、検査装置に注目してます👀
東京エレクトロン(8035)、SCREEN(7735)、レーザーテック(6920)が新高値更新✨
この辺りの銘柄は、いつも株価高い💦
買おうと思ったときに買わないと、
一生、買えない😭過去記事⬇️https://t.co/RwYndaXrh1
— モモ@投資ブロガー (@momoblog0214) April 5, 2021
ラムリサーチは、注目していた銘柄の一つ。
今、世界的に半導体が不足しています。また、ハイテク技術の多くは半導体を必要とするため、短期的にも長期的にも注目のテーマ!
今回の記事では、ラムリサーチの事業内容や業績、決算の注目ポイントを解説します。
それでは、見ていきましょー♪
米国株投資情報アプリ
moomooでは、スマホでサクッと銘柄分析したり、機関投資家の動向を確認したり、日本語に翻訳された海外ニュースを読むことができます。

\1分で登録できる/
moomooについて詳しく知りたい方は、「【無料】米国株投資情報アプリ「moomoo」が優秀過ぎる!」をチェックしてください。
半導体製造装置メーカー ラムリサーチ(LRCX)って、どんな会社?

基本データ
会社名 | Lam Research Corporation |
ティッカー | LRCX |
本社 | カリフォルニア州 |
決算 | 6月 |
設立 | 1980年1月 |
上場 | 1984年5月 |
時価総額 | 913億米ドル |
事業内容
世界トップクラスの半導体製造装置メーカー。
ラムリサーチは、インテルや台湾セミコンダクターのような半導体製造会社に、半導体をつくる装置を販売しています。
ラムリサーチの半導体製造装置がこちら。

世界16ヶ国に活動拠点をおています。

ラムリサーチは、成膜・エッチング・洗浄など表面処理用の装置に強みを持っています。
半導体を微細化するうえで、これらの工程は非常に重要な役割を担います。
成膜工程は、ウェハ上に回路の素材となる酸化シリコンやアルミニウムなどの薄膜を形成します。

エッチング工程は、形成した薄膜を選択的に削り取って加工するプロセスです。

洗浄は、工程間で実施します。不具合の原因になりえる不要物質を除去するとともに、ウェハの表面状態を整える役割を果たします。

製造装置市場では世界3位、エッチングでは世界1位のシェアを獲得しています。

VLSIresearch調べ
ドライエッチング装置の市場規模は、半導体製造装置の市場で最も大きい市場と言われています。
それは、ドライエッチングが半導体をつくるうえで非常に重要な工程であることを表しています。
ラムリサーチは、半導体業界になくてはならない会社♪
ラムリサーチ (LRCX)が2021年度第3四半期決算を発表!

EPS・売上高・ガイダンスの全てが市場予想を上回る。
2021年度Q3
- EPS:7.49ドル(予想6.59ドル)
- 売上高:38.5億ドル(予想37.2億ドル)
- 売上高成長率は前年同期比+53.7%
2021年度Q4ガイダンス
- EPS:7.00-8.00ドル(予想6.74ドル)
- 売上高:37.5-42.5億ドル(予想37.1億ドル)
ラムリサーチ (LRCX)12四半期の業績まとめ!

2019年から2020年まで、米中貿易摩擦の影響を受け業績は落ち込みました。
しかし、業績が落ち込んでいながらも、高い利益率やキャッシュフローを維持しています。
今年に入ってからは、半導体需要の増加を受け業績は、大きく成長しました。
過去3年間の業績をグラフにしましたー♪
売上高

売上高成長率

地域別売上高

グロス・マージン

GAAP営業利益

GAAP営業利益率

Non-GAAP営業利益

Non-GAAP営業利益率

営業キャッシュフロー

営業キャッシュフロー

GAAP EPS

Non-GAAP EPS

発行済株数

1株あたり配当

米国株投資情報アプリ
moomooでは、スマホでサクッと銘柄分析したり、機関投資家の動向を確認したり、日本語に翻訳された海外ニュースを読むことができます。
\1分で登録できる/
moomooについて詳しく知りたい方は、「【無料】米国株投資情報アプリ「moomoo」が優秀過ぎる!」をチェックしてください。
ラムリサーチ (LRCX)決算を解説!

EPS・売上高・ガイダンス全てOK♪今後の成長が期待できる素晴らしい決算でした!
システムとインストールベース事業の両方から収益をあげ、キャッシュフローやEPSについては記録的な四半期となりました。

売上高は、前年同期比+53.7%。
システム売上高は、前年同期比+54.5%。
カスタマーサポート関連売上高とその他は、前年同期比+52.1%。
営業キャッシュフローは、前年同期比+115.2%。
Non-GAAP営業利益は、前年同期比+80.7%。
Non-GAAP EPSは、前年同期比+89.1%。
新型コロナの影響で輸送やロジスティックでコストが増加しましたが、顧客の強い需要に対応しました。
利益率については、かなり高い水準を維持しています。
2021年度下半期についても半導体製造装置の高い需要を見込んでいる。特に、半導体前工程製造装置(WFE)の下半期需要は、上半期以上に強い!

2021年のWFE収益は、750億ドルを超える見通しです。
近年、AI、5G、IoTなどテクノロジー技術が加速しており、半導体デバイスが複雑化していることが追い風です。
主要顧客のSense.i採用は着実に進んでいる。エッチングの分野でラムリサーチの市場シェアは高まると予想。

ラムリサーチが昨年、発表したSense.i(センスアイ)。
Sense.iプラットフォームはエッチの面積当たりの生産を50パーセント以上向上させる革命的な省スペースアーキテクチャを備えています。
こちらがSense.i♪

ラムリサーチは、Sense.iを「過去20年間で最も革新的なエッチング装置」と位置付けました。
ラムリサーチのエッチング装置は、月に400万枚以上のウェハを処理しています。
膨大な装置の設置実績によって得られる学習機会によって、設計されたのがSense.i。
Sense.iは、エッチング技術の新境地であり、ロジックとメモリデバイスを今後10年間にわたりサポートします。
ラムリサーチには、アプライドマテリアルズや東京エレクトロンなどの競合がいます。
ドライエッチングで、引き続きトップシェアであり続けることがラムリサーチの業績を左右します。
5Gやクラウド、AIなどハイテク技術には必ず半導体が必要。長期的な需要は右肩上がりで、指数関数的に半導体の出荷数は増加するでしょう。そんな半導体セクターでラムリサーチは、なくてはならない会社。今後の成長に期待します。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
当ブログでは、ハイテクセクターにおいて中核的技術である半導体企業に注目しています。半導体関連の記事がこちら♪