投資知識

【書評】『投資で一番大切な20の教え』バフェットが大絶賛した1冊

モモ

ハワードマークス氏が書いた『投資で一番大切な20の教え』を読みました。とても良い本だったので、ブログ記事にまとめます。

モモ

今回の記事では、本の紹介と特に印象に残ったところをまとめました。

モエ

それでは、見て行きましょー♪

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バフェットが絶賛した『投資で一番大切な20の教え』は、どんな本?

モモ

著者ハワード・マークス氏は、著名投資会社オークツリー・キャピタルの創業者です。

オークツリー・キャピタルは世界最大級の運用会社。

運用資産残高は、なんと800億ドルにものぼります。

「リーマンショックで最も稼いだ運用会社」と言われ「逆張りファンド」として知られています。

モモ

世界一の投資家であるバフェットが大絶賛した1冊。

バフェットは、本書を「極めて稀に見る、実益のある本」と評価しています。

本書を大量購入し、バークシャー・ハザウェイの株主総会で配布したほどです。

モモ

この1冊に、投資で成功するための考え方が凝縮されています。

本書は、投資の「マニュアル本」や「ハウツー本」では、ありません。

本書は、「投資の哲学について書かれた本」です。

普遍的な投資マニュアルや投資手法はありません。

もし、そんなものがあれば、アルゴリズム化してコンピュータに任せておけば良いということになってしまいます。

そのため本書では、「ヒトの思考は〇〇だから、投資家は〇〇の思考をしなければいけない。」というような形で、投資で成功するための考え方を、分かりやすく教えてくれます。

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投資で成功するために、1番必要な要素は20個もある。

本の題名の通り、投資で1番大切な教えは、1つではなく!?20個もあります。

著者によると、投資は複雑であるため、20個全てが大事とのこと。

バークシャー・ハザウェイ副会長チャーリー・マンガーも、

投資は簡単なことではない。簡単だと思うのは愚かな者である。

と言っています。

モモ

最初は、本の題名が矛盾していて変わった本だなと思っていました。しかし、読んでみると20個全てが大切なことを理解しました。ここからは、特に印象的だった部分をまとめます。

二次的思考をめぐらす

平均を上回るリターンをあげるには、周りとは違う思考である二次的思考をする必要がある。

モエ

一次的思考と二次的思考の例がこちら。

●「これは良い企業だから、株を買おう」というのが一次的思考。一方、「これは良い企業だ。ただ、周りは偉大な企業と見ているが、実際にはそうではない。この株は過大評価されていて割高だから売ろう」というのが二次的思考である。

●「経済成長率は低下し、インフレ率は上昇する見通しだから、持ち株を売ろう」というのが一次的思考。一方、「景気見通しは悪いが、ほかの投資家はみなパニック売りしている。今が買いどきだ」というのが二次的思考である。

●「この企業は減益になると思うから、売りだ」というのが一次的思考。一方、「この企業の減益幅は周りが予想しているよりも小さいと思う。予想より良い業績が発表されて株価は上昇するだろうから、買いだ」というのが二次的思考である。

株式で大きな利益を得るタイミングは、周りの人と違った思考をもって、行動した時です。

例えば、リーマンショックやコロナショックで、みんなが株を売っているときに、株を買った投資家は大きな利益を得ました。

市場を動かしているのは、投資家の心理であるため市場の効率性には限界があります。

株価は、常に正しい価格ではなく、ミスプライシングが起きるのです。

本質的価値を下回る価格で買い、上回る価格で売るということが重要だと感じました。

振り子を意識する

良い時も悪い時も永遠には、続かない。

証券市場における地合いの動きは、振り子の振動によく似ている。

振り子の軌道の中心点は「平均的な」位置と呼ぶにふさわしいが、実際にその場所に振り子がある時間はほんの一瞬である。

そもそも、振り子は軌道の一端からもう一端へとほぼ休みなく揺れ動いている。

そして一端に近づけば、遅かれ早かれ中心点に向かってまた動きが反転することは避けられない。

じつのところ、一端に向かう動きこそが、もう一端へ揺れ戻るためのエネルギーを生み出すのだ。

投資の世界でも、市場は

●陶酔感と沈滞感の間を

●好材料への歓喜と悪材料に対する強迫観念の間を

●そして、過大評価と過小評価の間を

振り子のように揺れ動いている。

こうした振動は投資の世界に見られるきわめて確かな特徴の一つである。

そして、投資家の心理は振り子の「幸せな中心点」よりも、両端に長く位置するように見える。

証券市場は、好調で株価が上昇する時があれば、不調で株価が下落する時があります。

これは、人の感情に一貫性がないためです。

365日24時間いつでも、機嫌が良い、全てが上手くいっているという人は存在しませんし、その逆もありません。

人の感情には、浮き沈みがあります。

そのため、わたしたちが生きている世界や証券市場には、サイクルがあります。

すべてが順調で価格が高騰しているとき、投資家は慎重さを忘れ去り、買いに殺到する。

その後、市場が混乱に陥ると資産はバーゲン品となり、投資家はリスクをとる意欲を完全に失って、売りに殺到する。

この繰り返しが永遠に続くのだ。

今のマーケットが、振り子のどこに位置しているのか考えて、調整に準備しておくことが重要だと感じました。

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『投資で一番大切な20の教え』感想

何度も読み返したい1冊。

この本を読んでいて、「この失敗したことあるな〜。」「この失敗もしたことあるな〜。」というような箇所が、いくつもありました。

本書によると、生まれながらに優れた投資家としての技量を持っている人は、ほとんどいないと書かれていました。

わたしも優れた投資家ではないという意識を常にもち、人としての一貫性のない弱い心を理解した上で投資をしなければいけないと思いました。

また、経済はバブル相場とバブル崩壊を繰り返してきたように、人間は忘れてしまう生き物です。

定期的に、今回のブログ記事や本書を読み返し、冷静な投資を続けて行きたいです。

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