投資知識

【書評】『ウォール街で勝つ法則』株式投資で最高の収益を上げるために

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モモです。米国株の投資情報を、ブログやtwitterで発信しています♪

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今回はジェームズ・P・オショーネシー著『ウォール街で勝つ法則』の解説です。

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この本は、9,580円もしましたが、かなり参考になったので記事にしました!

モエ

それでは見ていきましょー♪

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ジェームズ・P・オショーネシー著『ウォール街で勝つ法則』ってどんな本?

この本を一言で言うと『株式運用者の教科書』45年のデータから、どのような投資戦略が有効なのか理解できます。

モエ

著者のJ・P・オショーネシーは、米国株式投資における数量分析のパイオニア。

本書は、フォーブス、ウォール・ストリート・ジャーナルなどの大手金融情報誌が『ベンジャミン・グレアムの名著に匹敵する』と評するほどの本。

モエ

ベンジャミン・グレアムは、プロ投資家で、「バリュー投資の父」と呼ばれています。世界一の投資家バフェットも、彼を尊敬しています。

9,580円もする高価な本ですが、
アメリカではベストセラーとなり、日本語翻訳されました。

よく使われる投資指標を、膨大なデータで検証してくれいています。

例えば、株価のバリュエーションを判断する指標は、PER・PSR・PBRなど多くの指標があります。

その中で、どの指標を使うのが有効なのか?大型株と中小型株のどちらに有効な指標なのか?など、過去45年という超長期データを元に検証し、解説しているのです。

本書で検証されている指標
  • 時価総額
  • PER(株価収益率)
  • PBR(株価純資産倍率)
  • PCFR(株価キャッシュフロー倍率)
  • PSR(株価売上倍率)
  • 配当利回り
  • EPS年間変化率
  • 5年間におけるEPS変化率
  • 利益率
  • ROE(株主資本利益率)
  • RPS(レラティブ・プレイス・ストレングス)

市場に勝つための銘柄選択において最も有用なバリュー指標は、PSRである。

本書において最も有効なバリュー指標とされているのがPSRです。

モエ

PSR(株価売上高倍率)は、年間売上高に対する企業価値を測る指標です。

1951年12月31日に全銘柄の中からPSR下位50銘柄に投資した1万ドルは1996年12月31日には825万2734ドルとなり、複利リターンは年率16.09%を達成した。

全銘柄のほうも1万ドルから267万7557ドルに増えているのだが、すっかり見劣りしてしう。

また、低PSR銘柄のリターンは、これまで検討してきた各比率による50銘柄群の中でも最高である。この投資戦略はまた、長期的に見ても成績が優れている。

下の表を見れば分かるとおり、低PSR銘柄のリターンは1989年から1991年までの一部例外を除けば、ほぼ継続して全銘柄を上回っている。

ウォール街で勝つ法則
モエ

下の表が、「全銘柄」と「全銘柄から抽出した低PSR上位50銘柄」の年次パフォーマンス。

全銘柄上位50銘柄
1952/12/317.90%13.40%
1953/12/312.90%5.90%
1954/12/3147.00%59.40%
1955/12/3120.70%19.80%
1956/12/3117.00%4.60%
1957/12/31-7.10%-1.90%
1958/12/3155.00%73.90%
1959/12/3123.00%11.20%
1960/12/316.10%4.00%
1961/12/3131.20%31.70%
1962/12/31-12.00%-12.10%
1963/12/3118.00%14.40%
1964/12/3116.30%27.40%
1965/12/3122.60%34.70%
1966/12/31-5.20%-17.60%
1967/12/3141.10%48.30%
1968/12/3127.40%39.90%
1969/12/31-18.50%-28.80%
1970/12/31-5.80%-4.50%
1971/12/3121.30%29.50%
1972/12/3111.00%-1.80%
1973/12/31-27.20%-22.30%
1974/12/31-27.90%-12.60%
1975/12/3155.90%76.90%
1976/12/3133.60%48.40%
1977/12/316.90%3.50%
1978/12/3112.20%16.90%
1979/12/3134.30%51.80%
1980/12/3131.50%13.70%
1981/12/311.70%3.10%
1982/12/3122.50%63.30%
1983/12/3128.10%37.70%
1984/12/31-3.40%-2.60%
1985/12/3130.80%46.70%
1986/12/3113.10%9.30%
1987/12/31-1.30%2.20%
1988/12/3121.20%42.90%
1989/12/3121.40%6.70%
1990/12/31-13.80%-27.50%
1991/12/3139.80%37.10%
1992/12/3113.80%32.60%
1993/12/3116.60%24.80%
1994/12/31-3.40%8.00%
1995/12/3127.00%29.40%
1996/12/3118.30%7.50%
単純平均14.97%18.86%
標準偏差19.51%25.60%

低PSR上位50銘柄の方が、年次パフォーマンス上回っている多く、単純時平均では全銘柄と比べ+3.90%のパフォーマンスを上げています。

また、この傾向は時価総額にかかわらず、大型株と中小型株の両方で見られることや、PSRが低ければ低いほど、長期リターンが高まるデータが掲載されていました。

ちなみに、本書だけでなくケン・フィッシャーも「PSRこそ人気を測る完璧な物差し」と語っています。

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いくつかの指標を併用すれば、長期的な運用成績は著しく良くなる。

本書では、複数の指標を組み合わせたリターンも検証してくれています。掲載されているデータはポートフォリオを組んだり、銘柄選択をする際に役立ちます。

今度は、複数の基準を用いて株式投資を行なってみる。

複数の指標を用いることによっって、目的に応じてパフォーマンスを飛躍的に高めたり、リスクを大幅に抑えることができる。

ウォール街で勝つ法則

特に参考になったのは、「割安さを判断する指標」と「成長変数を計る指標」を組み合わせた検証です。

複数のモデルを組み合わせて使えば、リターンは飛躍的に増大する。

集中投資する対象が全銘柄であれ大型株であれ、銘柄選択に複数の指標を組み合わせればパフォーマンスは向上する。

全銘柄からPSRが1倍以下で、前年比の株価上昇率上位50銘柄を購入するのは、全銘柄からPSR下位50銘柄を購入する場合よりも若干リスクは高いものの、それでも45年間で、万ドル多い金額が得られるのである。

ウォール街で勝つ法則

複数の指標を用いて、ローリスク・ハイリターンを実現するポートフォリオを構築することが重要だと感じました。

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ジェームズ・P・オショーネシー著『ウォール街で勝つ法則』まとめ

投資基準を決めたり、銘柄選択をする際になくてはならない1冊。

本書では、45年間に及ぶ膨大なデータを確認して、株価指標の特性を理解することができます。

多くの投資本を読んできましたが、ここまで多くのデータを提示して、株価指標を解説している本は他にありませんでした。

本書で、「投資戦略を持つこと」と「ひとつの投資戦略を継続すること」の重要性が分かりました。

優れた投資手法を知っていることと、実際に金儲けをすることとは別のことだ、と。

どんな投資戦略にも市場に勝てない時期はある。

そんな時でも、「一貫して、辛抱強く、あたかも奴隷であるように、ひとつの投資戦略に従うことのできる能力」こそが、長期的に市場を上回る成果を上げる秘訣だ、と。

ウォール街で勝つ法則

本書では、今回ご紹介した投資指標以外のデータや検証結果。少ないリスクで高いリターンが狙えるポートフォリオの組み方など解説してくれています。

モエ

最後まで、お読みいただき、ありがとうございました。

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