米国株

マスターカード(MA)今後の株価見通し!事業内容や決算データを分析!

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今回は、マスターカード(MA)の銘柄紹介です。

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MAは、世界シェア2位のクレジット会社。

マスターカードは買いなの?

マスターカードの将来性は?

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そんな疑問を解消できるように記事を書きました。

  • 広く信頼された決済システムにより、競争優位性の高いビジネス
  • 世界的に進むキャッシュレス化インフレが業績の押し上げ要因!
  • 潤沢なキャッシュフローにより、配当と自社株買いによる強力な株主還元
  • 新たなサービスを提供することにより、新興フィンテック企業に対抗
  • 競合のビザ(V)と比べて資本効率が高い!
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この記事を書くために参考にしたサイトはこちら。

ホームページ:事業内容・将来性
10K:財務データ・投資リスク
サクソバンク証券:株価チャート
Finbox:財務データ・バリュエーション

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それでは、見ていきましょー!

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ブログ記事:入れなきゃ損!moomoo証券アプリが優秀過ぎる!使い方を分かりやすく解説

マスターカード(MA)事業内容

どんな会社?

マスターカードは、さまざまな決済ソリューションを提供するグローバル決済テクノロジー企業

クレジットカードでは、ビザ(V)に次ぐ業界2位。クレジット業界は、ビザとマスターカードの寡占市場となっています。

マスターカードは、決済システムを提供するだけで、クレジットカードの発行をしていません。

そのため、クレジットカードの返済ができない人が増えたとしても、業績に直接的な影響はありません。

マスターカードの競争優位性は、広いネットワーク効果にあります。

世界210を超える国と地域、150通貨以上で事業を展開。米国外の売上高の比率が多く、国際展開を上手く進めています。

ブランド認知度が高く、信頼できる決済システムを長きに渡って提供してきました。

競争優位性ネットワーク効果については、「書評『千年投資の公理』売られすぎの優良企業を買う」で解説しています。

マスターカード(MA)将来性

世界的に進むキャッシュレス化やインフレが、業績の押し上げ要因になります。

世界デジタル決済市場は、2027年までに年平均15%成長することが予想されています。

先進国でも現金や小切手が、いまだに使用されていますし、新興国ではデジタル決済が浸透していない大きなの市場があります。

世界的に認知度と信頼性が高いマスターカードは、この恩恵を受ける立場にあります。

また、マスターカードのビジネスは、取引量に応じて手数料を徴収するビジネスです。

そのため、世界的に進むインフレは、業績の押し上げ要因となります。

マスターカード(MA)株価チャート・株価推移

過去10年間の株式と配当を合わせたトータルリターンは+664.7%。

過去10年間の株価推移がこちら。

株式市場が低迷した時のMA株の下落期間と下落率をまとめました。

イベント下落率
2018年米金融引き締め-23.7%
2020年コロナショック-42.4%
2022年米金融引き締め-31.0%

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株価チャートはサクソバンク証券から引用しています。
サクソバンク証券の評判や口コミについて知りたい方は、『サクソバンク証券の評判・口コミをもとにデメリット2つとメリット5つを解説!』をチェックして下さい。

マスターカード(MA)業績(売上高・利益・キャッシュフロー)推移

売上高

売上高成長率

会計年度売上高成長率(YoY)
2023年度13.5%
2024年度13.1%
アナリスト予想

営業利益(GAAP)

営業利益率(GAAP)

EPS(GAAP)

EPS成長率(GAAP)

営業キャッシュフロー

投資キャッシュフロー

フリーキャッシュフロー

営業キャッシュフローマージン

フリーキャッシュフローマージン

新型コロナの影響で減収となりましたが、利益率が高いため赤字転落することはありませんでした。

営業キャッシュフロー・マージンが高く、投資キャッシュフローが少ないため、驚くほど多くの現金を稼いでいます。

マスターカード(MA)株主還元(配当・自株買い)推移

1株あたり配当

配当利回り0.61%
配当成長(5年)17.9%
配当性向19.2%
増配年数11年

自社株買い

自社株買い利回り2.1%

潤沢なキャッシュフローの多くを、配当と自社株買いで株主に還元しています。

2022年度は、営業キャッシュフロー112億ドル稼ぎ、自社株買いに88億ドル、配当に19億ドル振り向けました。

現在の配当利回りは低いものの、増配率が高く配当性向が低いため、長期的には高い配当が期待できます。

マスターカード(MA)資本効率(ROE)推移

ROE

マスターカードは、資本効率の高い会社です。

マスタカーカードのROE158%に対して、ビザのROEは45%。その他、資本効率を評価する指標でも、マスターカードの方が効率的な経営ができています。

マスターカード(MA)決算

EPS予想と結果

決算日結果予想対比○×成長率
23/1/262.65+0.07+12.8%
22/10/272.68+0.11+13.1%
22/07/282.56+0.20+23.8%
22/04/282.76+0.60+37.0%
21/01/272.35+0.14+30.2%
21/10/282.37+0.18+32.5%
21/07/291.95+0.20+30.3%
21/04/291.74+0.18-5.2%
21/01/281.64+0.12-19.5%
20/10/281.60-0.06×-34.3%

売上高の予想と結果

決算日結果対予想○×成長率
23/1/265.82B+0.02B+11.5%
22/10/275.76B+0.10B+15.5%
22/07/285.50B+0.24B+21.4%
22/04/285.17B+0.27B+24.4%
21/01/275.22B+0.04B+26.6%
21/10/284.99B+0.36B+29.9%
21/07/294.53B+0.16B+35.8%
21/04/294.16B+0.16B+3.6%
21/01/284.12B+0.12B-6.7%
20/10/283.84B+0.11B×-14.1%

マスターカード(MA)バリュエーション(PER)推移

実績PER

過去10年平均35.7倍
過去5年平均42.8倍
PER(LTM)36.0倍
PER(NTM)31.1倍

PERでみたバリュエーションは、市場平均と比べて高い水準です。

しかし、長期で2桁の利益成長を目指していること、信用リスクを取らないビジネスモデル堅実なバランスシートであることなど考慮すると、そこまで割高感はありません。

マスターカード(MA)投資リスク

政治介入リスクがあります。

クレジットカード業界は、ビザとマスターカードの寡占状態となっています。

そのため、アメリカでクレジットカード競争法が議論されたり、司法省から独占禁止法違反による買収の中止を求められる可能性があります。

また、2019年にマスターカードは、EUの反トラスト規則に違反したとして、欧州委員会から5.7億ユーロの罰金を科されました。

デジタル決済市場で、競争が激化する可能性があります。

特に「Buy Now, Pay Later(BNPL)」の人気が高まっており、KlarnaやAffirmなどと戦っていく必要があります。

これについては、マスターカード自身もMastercard InstallmentsというBNPLプログラムで対抗しています。

また、クレジットカードは、ポイントサービスや補償、セキュリティが手厚く、BNPLとの差別化ポイントとなります。

現状、新興フィンテック企業に、ビジネスモデルを破壊されるほどの脅威はありません

しかし、市場シェアを奪われていないか注視する必要があります。

マスターカード(MA)今後の株価見通し

広く深い堀をもつ企業であり、長期的な成長を期待しています。

マスターカードのクレジットカード業界でのシェアは、支配的なポジションを獲得しています。

これは、とてつもなく広く信頼されたネットワーク効果によるものです。

参入障壁の高いビジネスモデルであるため、設備投資に多くの資金を振り向ける必要はありません。

多くの現金を安定して創出する能力が高く、その現金の多くを株主に還元してきました。

配当余力は十分であることから、将来的には高い配当を期待できます。

利益率やキャッシュフローは、驚きの数字!新興フィンテック企業がマスターカードのビジネスを破壊するのは難しいと考えています。また、キャッシュレス化やインフレは長期的な業績の押し上げ要因となります。

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