今回は、衛星ラジオの大手、シリウスXMホールディングス(SIRI)。
「ラジオはオワコンだ」と思っていましたが、私の間違いでした!
過去10年間の株価はS&P500を大きく上回っています♪
この記事を読むと、シリウスXMホールディングスが、どんな会社なのか?投資する魅力が分かります。
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シリウスXMホールディングスってどんな会社?
衛星ラジオ事業の最大手
2008年に、ラジオ大手2社であるシリウスとXMラジオが合併し誕生しました。
衛星システム「シリウス」と「XM」を通じて、衛星デジタルラジオ放送を展開。
音楽番組、スポーツ、ニュース、トーク、娯楽、交通情報、天気情報などのチャンネルを提供。
自動車メーカー、小売業者、ウェブサイトを通じて衛星ラジオ受信機の販売も手掛けています。
株価は市場平均を大きく上回る
シリウスXMホールディングスの株価は、10年間の間に5倍以上、上昇しました。
下の図は、S&P500との比較チャートです。

シリウスXMホールディングスに投資する魅力
ラジオ事業を独占
大手ラジオ会社2社の合併は、ラジオ市場を事実上独占。
シリウスXMという有料会員プランは、音楽やトーク番組だけではなく、NFLなどのスポーツや交通情報など幅広いサービスを提供しています。
シリウスXMは、安いプランであれば1,200円程で加入できる手軽さも魅力です。
また、全ての自動車メーカーと提携しており自動車のラジオ市場では圧倒的なシェアを獲得しています。
2019年末の有料会員数は、3,490万人を超えています。
有料会員から得る収益は、同社のサブスクリプション収益として安定的なキャッシュフローを創出しています。

Amazonと提携で事業拡大
シリウスXMのコンテンツは素晴らしく、Amazonとスマートホーム事業で提携しています。
AmazonのAlexaで、シリウスXMを聴くことが出来るようになったのです。
急拡大するスマートホーム市場でも、存在感が高まっています。
この提携で、今後、大きく売り上げと利益を伸ばす可能性が高くなりました。
パンドラの買収で事業拡大
シリウスXMホールディングスは、2018年9月に音楽配信のパンドラ・メディア(P)を買収しました。
パンドラは、アップル(AAPL)が買収するのではないかと噂されるほど、優良なコンテンツを保有しています。
視聴者数は、7,000万人を超えており、有料会員も100万人を超えています。
この買収でシリウスXMホールディングスは、売上高で世界一のラジオ会社となりました。
驚異的な株主還元
自社株買いに積極的で、10年で発行済み株式を3割り近く減らしました。
シリウスXMホールディングスは、圧倒的なシェアで利益率の高いビジネス。
フリーキャッシュフローは、長期で安定しており、直近の決算では、前年比8%を超える伸びでした。
配当利回りは1%程で高くはありませんが、安定したキャッシュフローから今後も自社株買いと増配が見込まれると予想します。


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まとめ
ラジオと聞くと衰退産業をイメージされる方も多いと思います。
しかし、シリウスXMホールディングスは、ラジオ事業で圧倒的なシェアをもつ優良企業。
圧倒的なシェアから営業利益率は22%で、効率的なビジネスモデル。
(日本企業であれば10%超えが優良企業といわれている)
サブスクリプション収益により、長期で安定したキャッシュフロー。
キャッシュフローの多くを株主に還元する姿勢。
Amazonがビジネスパートナーとして選ぶほどの優秀な会社です。
衰退産業と思われる業界でも、発想や、やり方次第で成長するビジネスモデルに変えることができる。
これからも、そんな会社を探していきたい♪
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