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エヌビディア(NVDA)今後の株価見通し!事業内容や決算データを分析!

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今回は、エヌビディア(NVDA)の銘柄分析です。

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NVIDIAは、AIや自動運転など急成長分野で活躍する半導体企業として注目を集めています。

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わたしが、3年以上前からAI革命の中核企業になると予想し、投資してきた会社です。

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投資してから現在の株価がこちら。

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3年で株価は、6.3倍に上昇しました。

NVIDIAは買いなの?

NVIDIAの将来性は?

NVIDIAの投資リスクは?

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そんな疑問を解消できるように記事を書きました。

  • AI需要の高まりで、2024年度の業績は爆発的な数字!売上高成長率は前年比2.3倍、EPSは5.9倍の急成長!
  • AIチップの売上が含まれるデータセンター事業が好調!今後は、新製品の投入で、さらなる成長が期待される!
  • チップ性能が良いだけでなく、ソフトウェアのエコシステムも充実。競合他社が追いつけないほどの先見性!
  • バリュエーションに割高感はない。しかし、株価や業績のブレが大きく投資リスクに注意する必要あり。
  • 長期的に、AI革命を牽引する中核企業として、引き続き期待しています!
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この記事を書くために参考にしたサイトはこちら。

ホームページ:事業内容・将来性
10K:財務データ・投資リスク
サクソバンク証券:株価チャート
Finbox:財務データ・バリュエーション

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それでは、見ていきましょー!

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ブログ記事:【知らないと後悔】AIとEVの融合で起きるTaaS革命!その恩恵を受ける3銘柄とは?

エヌビディア(NVDA)事業内容

どんな会社?

NVIDIAは、半導体業界の重要なプレーヤー。コンピュータ・グラフィックス、人工知能、データセンター、自動運転などの領域で活躍するテクノロジー企業です。

NVIDIAは、「GPU」(グラフィックス・プロセッシング・ユニット)と呼ばれる製品に、強みを持ち、
グラフィックス処理やAI技術ディープラーニングなどの高度な計算処理を効率的に実行するための専用プロセッサを開発・販売しています。

「ファブレス」というビジネスモデルを採用しており、自社で製造工場(ファブ)を持たず、製造は台湾セミコンダクターなど製造業者に委託しています。

このような取り組みにより、研究開発やイノベーションに集中でき、さまざまな分野でその技術が活用されてきました。

同社の事業は主に以下の4つのセグメントに分かれています。

  1. データセンター事業:クラウドサービスやハイパフォーマンスコンピューティング向けのデータセンター用プロセッサ(GPU)や関連ソフトウェアの開発・販売を行っています。
  2. ゲーミング事業:GPUとソフトウェアを活用し、滑らかで高品質なグラフィックスでゲーム体験をするプラットフォームを提供しています。
  3. プロフェッショナルビジュアライゼーション:デザイン、エンジニアリング、建築、メディア・エンターテインメントなどの分野で使用される専門家向けのグラフィックス・ソリューションを提供しています。
  4. 自動運転事業:車両向けのAIコンピューターやソフトウェア、自動運転用のセンサー、自動運転開発プラットフォームなどを開発・販売しています。

製品別の売上高構成比と成長率

2024年度売上高の構成比と成長率(前年比)がこちら。

事業構成比成長率
Data Center78%+217%
Gaming17%+15%
Professional Visualization3%0%
Automotiven2%+21%
Total100%+126%

AI技術を効率的に運用するために、クラウドデータセンターが必要です。AIの需要が増加していることと、AIチップ「H100」の売り上げが好調であるため、データセンター部門は大きく成長しました。

元々の主力事業だったゲーミング事業は、コロナバブル後に低迷しましたが、回復傾向です。長期的には、eスポーツなどゲーム需要の増加で、高い成長を取り戻すことが期待されます。

3年前データセンター部門の売上は4割でしたが、現在は8割です。

生成AI向けGPUの需要が高まり、それがデータセンター部門の成長を後押ししています。

競合であるAMDのデータセンター売上と比べると雲泥の差があり、NVIDIAの需要がいかに強いかが見て取れます。

NVIDIAはAIワークロードを処理するように設計されたデータセンターチップで、90%の市場シェアを獲得しています。

最新のデータセンターチップは、あらゆる主要なクラウド・サービス・プロバイダー(Amazon、Microsoft、Google、Oracleなど)から人気があります。

NVIDIAのAIチップは、競合と比べて性能が良いだけではなく、ソフトウェアのエコシステムも充実しており、この点でも競合との差別化が図られています

特に、ネットワーキングに力を入れており、今回の決算でネットワーキングの年間売上高が130億ドルを超え前年の3倍に成長していることが明らかになりました。

ネットワーキングは、データセンターのデータ処理と通信の高速化につながります。

NVIDIAは2020年に、高性能ネットワーキング企業であるメラノックスを69億ドルで買収しました。

これにより、NVIDIAはハードウェアだけでなく、ネットワーキングのソフトウェアや技術も手掛けるようになり、より統合されたソリューションを提供できるようになりました。

現状、NVIDIAは顧客の需要を満たせておらず、この需要は複数年にわたって継続すると予想されます。

世界のデータセンターにおける市場規模は、1兆ドルにもなります。

そのうち毎年0.25兆ドルが、新型チップに移行する見通しです。

アナリストが予想するNVIDIA売上高は、今年度が0.097兆ドル、来年度が0.118兆ドルしかありません。

そのため、データセンター・ビジネスだけでも、獲得可能な大きな市場が残されています。

エヌビディア(NVDA)将来性

今後も成長が期待できる3つの要素がこちら。

  • AI半導体の新製品投入
  • ソフトウェア売上高の増加
  • 顧客基盤の拡大

AI半導体の新製品投入

H100の人気にも関わらず、2024年と2025年には更に高性能な新製品が登場する予定です。

NVIDIAは、革新的な新製品の投入によって成長を加速させています。

特に注目されるのが、H100 GPUのような高性能データセンター向け製品です。

顧客からの需要は強く、テスラのCEOであるイーロン・マスク氏は、「麻薬より手に入れるのが難しい。」とコメントしています。

このGPUは、AIと機械学習に特化し、処理能力で業界をリードしています。

それにも関わらず、NVIDIAは、これから毎年、新製品を投入する予定です。

上の画像は、10月に発表された投資家向けプレゼンテーションです。

この画像を簡単に説明すると、今までは、2年に1度のペースで新製品を発表していましたが、これからは毎年、新製品を投入するという内容です。

2024年にはH100の拡張版H200や次世代のB1002025年にはX100が投入されます。

これにより、データセンターの性能を飛躍的に向上させ、NVIDIAの技術的リーダーシップをさらに強化します。

ソフトウェア売上高の増加

2024年度に、ソフトウェア売上高10億ドルを達成しました。

ソフトウェア売上高には、NVIDIA DGX CloudNVIDIA AI Enterpriseなどが含まれます。

DGX Cloudは、AIの開発に特化したスーパーコンピュータ「DGX」の性能をクラウド経由で提供するサービスです。

2023年3月に発表されたサービスですが、非常に強い需要があり、売り上げを伸ばしています。

AI Enterpriseは、企業のデータセンター上でNVIDIA製GPUを用いたAIの開発環境を容易に運用できるようにするソフトウェアです。

2025年度は、ソフトウェアの売上高が20億ドルから30億ドル程度となる見通しで、かなりのスピードで成長しています。

顧客基盤の拡大

エヌビディアが本当にユニークなのは、幅広い業界の企業を顧客としている点です。

その中には、ヘルスケア企業、金融サービス、自動車メーカー、倉庫や農業などの企業も含まれます。

これらの業界は、生成AIとは比べ物にならない大きな市場です。

エヌビディアの農業分野での取り組みは、ディアの分析記事をご覧ください。

エヌビディアのヘルスケア業界での取り組みはAI革命2.0の記事をご覧くだいさい。

エヌビディアと自動車メーカーの取り組みについてはTaaS革命の記事をご覧ください。

エヌビディアは、これからあらゆる産業を変革しようとしています。

エヌビディア(NVDA)株価チャート・株価推移

過去10年間の株式と配当を合わせたトータルリターンは+17,052%。10年前に投資していれば、約170倍にもなりました。

過去10年間の株価推移がこちら。

株式市場が低迷した時のNVDA株の下落率をまとめました。

イベント下落率
2018年米金融引き締め-57.5%
2020年コロナショック-42.9%
2022年米金融引き締め-68.8%

長期で見れば株価の上昇は高いものの、値動きが大きい銘柄です。

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株価チャートはサクソバンク証券から引用しています。
サクソバンク証券の評判や口コミについて知りたい方は、『サクソバンク証券の評判・口コミをもとにデメリット2つとメリット5つを解説!』をチェックして下さい。

エヌビディア(NVDA)業績(売上高・利益・キャッシュフロー)推移

過去10年間の業績をグラフにしました。この規模で、これほどまでに高い利益率と成長を実現している会社を見たことがありません。

売上高

売上高成長率

売上高成長率(アナリスト予想)

会計年度売上高成長率(YoY)
2025年度+73.1%
2026年度+21.1%

営業利益(GAAP)

営業利益率(GAAP)

EPS(GAAP)

EPS成長率(GAAP)

営業キャッシュフロー

投資キャッシュフロー

フリーキャッシュフロー

営業キャッシュフローマージン

フリーキャッシュフローマージン

営業利益率50%超えを達成した企業は、VISAMasterCardなど、ほんの一握りの優良企業しかいません。

AIチップの新製品は、現在の製品より高単価となることが予想されます。そのため利益率は、さらに向上する可能性を秘めています。

エヌビディア(NVDA)株主還元(配当・自株買い)推移

1株あたり配当

配当利回り0.02%
配当成長(5年)0%
配当性向1.33%
増配年数0年

自社株買い

自社株買い利回り0.6%

成長企業であるため稼いだ利益を、事業に再投資したり、M&Aに当てています。

2024年度中に、自社株買いで95億ドル、配当で4億ドルを株主に還元しました。

エヌビディア(NVDA)資本効率(ROE)推移

ROE

ROEは、長期的に高い水準を維持しています。

競争優位性の高い会社は、少ない資本で多くの利益を稼ぐことができるためROEが高くなる傾向があります。

競争優位性については、「【書評】『千年投資の公理』売られすぎの優良企業を買う」で詳しく解説しています。

エヌビディア(NVDA)決算

売上高の予想と結果

決算日結果対予想○×
2024-02-2122.103B+1.552B
2023-11-2118.120B+2.008B
2023-08-2313.507B+2.424B
2023-05-247.192B+669.5M
2023-02-226.051B+31.615M
2022-11-165.931B+111.6M
2022-08-246.704B+3.475M
2022-05-258.288B +193.4M
2022-02-167.643 B +213.4M
2021-11-177.103B+289.6 M
2021-08-186.507B +169.1 M
2021-05-265.661B +252.2M

EPS予想と結果

決算日結果予想対比○×
2024-02-21$5.16+0.52
2023-11-21$4.02+0.63
2023-08-23$2.70+0.61
2023-05-24$1.09+0.17
2023-02-22$0.88+0.08
2022-11-16$0.58-0.12×
2022-08-24$0.51-0.01×
2022-05-25$1.36+0.06
2022-02-16$1.32 +0.10
2021-11-17$1.17+0.06
2021-08-18$1.04+0.02
2021-05-26$0.92+0.09

売上高

売上高成長率(YoY)

EPS

EPS成長率(YoY)

次の決算までは、前年の業績が悪かったため、高い成長が期待されます。しかし、時間の経過とともに、今の好業績を超えないといけないといけない時期が必ずきます。

そのため、四半期ごとの決算は、今まで以上に注意深く確認する必要があります。

エヌビディア(NVDA)バリュエーション(PSR・PER)推移

実績PSR

過去10年平均14.3倍
過去5年平均21.3倍
PSR(LTM)31.8倍
PSR(NTM)18.2倍

実績PER

過去10年平均56.8倍
過去5年平均80.2倍
PER(LTM)65.2倍
PER(NTM)33.0倍

2年前までゲーミングの会社でしたが、現在はクラウドとソフトウェアの会社です。

クラウドとソフトウェアの会社とみなした場合、バリュエーションに割高感はありません。

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エヌビディア(NVDA)投資リスク

会社側は、以下のリスクを挙げています。

競合に市場シェアを奪われるリスク
半導体は成長市場であるためAMDやインテルなど多くのプレーヤーが存在します。

需要、供給、製造に関するリスク
半導体の需要には、サイクルがあるため、顧客の需要を適切に見積もることができない可能性があります。また、他社技術への依存により事業に損害を与える可能性があります。

グローバルな事業展開に関連するリスク
事業活動を行う地域のマクロ経済環境や政治、法改正の影響を受けます。

半導体には、好況と不況を繰り返すシリコン・サイクルがあります。そのためAIチップにもシリコン・サイクルがあると考えるのが自然でしょう。すぐにAIチップの需要が減速するとは想定していませんが、注意は必要です。

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エヌビディア(NVDA)今後の株価見通し

今後も、長期的な業績の拡大と株価上昇を期待しています。

NVIDIAの2024年度業績は、売上高が前年比126%増という顕著な成長を示しました。

これは、データセンター部門の強化によるもので、特に生成AI向けGPUの需要が高まっています。

2020年に69億ドルで買収したメラノックスは、年間売上高130億ドルを超えるビジネスに成長しました。

競合との比較においても、NVIDIAの市場シェアは圧倒的です。

AIワークロードに特化したデータセンターチップの開発において、市場の大部分を占め、主要なクラウドサービスプロバイダーからの支持も獲得しています。

今後、成長の鍵を握るのは、新製品の投入ソフトウェア売上の増加、そして顧客基盤の拡大です。

これらにより、NVIDIAは持続的な成長を実現する見込みです。

NVIDIAは、技術的なリーダーシップを維持し、市場の需要に応え続けることで、今後もAI分野での重要な役割を果たしていくと期待されています。

今はAI革命の初期段階です。これからAIはすべての産業を再定義するでしょう。その中心にいる会社がNVIDIAです。

わたしは、エヌビディアが今生きている人類にとって最も影響を与える会社になると確信しています。

最後まで、お読みいただきまして、ありがとうございました。

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