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Apple(AAPL)今後の株価見通し!事業内容や決算データを分析!

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今回は、Apple(AAPL)の銘柄紹介です。

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AAPLは、世界で最も時価総額が大きい会社。

Appleは買いなの?

Appleの将来性は?

Appleの投資リスクは?

Appleの決算は良かったの?

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そんな疑問を解消できるように記事を書きました。

  • ブランド価値が高く、競争優位性の高いビジネス。
  • ハードウェアだけじゃない。利益率が高く、安定収益のサービス部門が成長!
  • 大規模な自社株買いを実施しており、株主還元に積極的な会社。
  • 研究開発に力を入れ、AR/VR、AI分野で、イノベーションを追求。
  • 新興市場での事業を拡大。インド、ブラジル、ベトナムなどでApple製品への需要が高まっている。
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この記事を書くために参考にしたサイトはこちら。

ホームページ:事業内容・将来性
10K:財務データ・投資リスク
サクソバンク証券:株価チャート
Finbox:財務データ・バリュエーション

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この記事は、2023年5月5日に更新しました。。

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それでは、見ていきましょー!

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ブログ記事:入れなきゃ損!moomoo証券アプリが優秀過ぎる!使い方を分かりやすく解説

Apple(AAPL)事業内容

Appleは、世界で最も有名なブランドの1つ。高品質、美しいデザイン、素晴らしいエコシステムは人々を魅了しています。

売上高の多くは、iPhone、Mac、iPad、ウェアラブルデバイスのApple Watch、AirPodsなどのハードウェア製品から生み出されています。

カテゴリ別売上高

2022年度のカテゴリ売上構成比がこちら。

これらハードウェアの利益率は、驚くべき高さです

2022年度のプロダクト・グロスマージンは、36.3%でした。

Appleは製品の開発・設計・デザインを自社で行い、生産は他社に委託しています。

工場を持たない経営(ファブレス)のため、設備投資が少なく高い利益率を実現しています。

近年では、サービス部門に力を入れており、その利益率は安定しています。

サービス収益の特徴は、利益率が高く経常的な収益が見込めることです。

2022年度のサービス・グロスマージンは、71.7%でした。

こちらが、売上高に占めるサービス売上高の推移。

今後も、売上高のうちサービス比率が高くなると予想されており、サービス会社としてのAppleに注目が集まっています。

地域別売上高

2022年度の地域別の売上構成比がこちら。

“アジア太平洋その他”は、最も売上が伸びている地域です。インド、インドネシア、メキシコ、トルコ、ベトナムなど新興市場に積極的に進出しています。

その中でも、ティムクックCEOは、インドを重要な市場だと考えています。

インドは、世界で2番目に大きいスマートフォン市場であり、経済が成長しているので、Appleにとって魅力があります。

すでにインド現地で、iPhoneなどの生産を行っています。

これにより、インド政府の「Make in India」政策に対応し、関税を減らし、製品の価格を抑えることができます。

また、Appleはインドでの販売チャネルを広げ、都市部でのApple Storeの展開を進めています。

さらに、Appleはインドの開発者コミュニティと連携し、iOSアプリの開発を進めています。

総じて、Appleはインド市場でのシェア拡大に注力しており、製造、販売、開発者コミュニティを通じて、その地位を強化していると言えます。

決算説明会の中でも、新興市場の重要さや事業の好調さが言われていました。スマホPC市場が厳しい中でも、ブラジル、メキシコ、インド、インドネシア、タイ、ベトナムなどで2桁台の成長を達成しています。

Apple(AAPL)将来性

高い利益率により、巨額の資金を研究開発費に費やすことが可能♪そして、多くのイノベーションを生み出しています。

世界を変える大きなイノベーションに欠かせないのが研究開発費

また、他社との競争優位性を構築するためにも、研究開発費が必要です。

直近1年間の研究開発費が200億ドルを超える企業は、世界に5社しかありません。(S&Pグローバルマーケットインテリジェンスのデータに基づく)

会社名研究開発費
アマゾン$73.2B
アルファベット$39.5B
メタプラットフォーム$35.3B
アップル$27.7B
マイクロソフト$26.6B

財務内容や従業員数を考慮した場合、Appleの研究開発費に占めるウェイトは、この5社の中でも非常に大きいものとなります。

今年のWWDC(毎年6月頃に行われるAppleのイベント)には、新製品であるAR/VRヘッドセットが発表される見通しです。

キャッシュフローは潤沢で、その多くを株主に還元しています。

2018年2月に、Appleはネットキャッシュを0にすると発表しました。

それから、大規模な自社株買いと増配を続けています。

発行済み株式は、過去5年間で18%、過去10年間で37%も少なくなり、1株の価値を高めています。

Appleのキャッシュフローや強固なバランスシートを考慮すると、これからも積極的な自社株買いが期待できます。

Appleは、世界一の投資家であるウォーレン・バフェットが集中投資している銘柄です。詳しくは「【2023最新】ウォーレン・バフェット率いるバークシャーのポートフォリオ!集中投資5銘柄を解説!」をご覧ください。

Apple(AAPL)株価チャート・株価推移

過去10年間の株式と配当を合わせたトータルリターンは+1,094%。

過去10年間の株価推移がこちら。

株式市場が低迷した時のAAPL株の下落率をまとめました。

イベント下落率
2008年リーマンショック-61.52%
2018年米金融引き締め-39.18%
2020年コロナショック-35.15%
2022年米金融引き締め-32.13%

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株価チャートはサクソバンク証券から引用しています。
サクソバンク証券の評判や口コミについて知りたい方は、『サクソバンク証券の評判・口コミをもとにデメリット2つとメリット5つを解説!』をチェックして下さい。

Apple(AAPL)業績(売上高・利益・キャッシュフロー)推移

売上高

売上高成長率

売上高成長率(アナリスト予想)

会計年度売上高成長率(YoY)
2023年度-1.6%
2024年度+7.0%

営業利益(GAAP)

営業利益率(GAAP)

EPS(GAAP)

EPS成長率(GAAP)

営業キャッシュフロー

投資キャッシュフロー

フリーキャッシュフロー

営業キャッシュフローマージン

フリーキャッシュフローマージン

Appleは、新型コロナの恩恵を受けた銘柄です。

現在は、その反動マクロ経済の不確実性のため、マイナス成長となる見通しです。

また、Appleは、売上高の43%をアメリカであげ、57%を米国外であげているため、

現在のように米ドル高が続くと業績の下振れ要因これから米ドル安となれば業績の上振れ要因となります。

Apple(AAPL)株主還元(配当・自株買い)推移

1株あたり配当

配当利回り0.6%
配当成長(5年)7.9%
配当性向15.5%
増配年数11年

自社株買い

自社株買い利回り3.6%

自社株買いと配当を合わせた株主還元利回りは4%を超えています。

過去10年で、6,000億ドルもの自社株買いを実施しました。

これは、日本の時価総額TOP5社(トヨタ、ソニー、キーエンス、NTT、三菱UFJ)よりも大きな金額を、自社株買いに使ったことになります。

Apple(AAPL)資本効率(ROE)推移

ROE

Appleのビジネスは、少ない資本大きな利益を生み出します

Appleの本効率の高さは、S&P500企業の中でも上位5%に入ります。

Appleのように、ブランド価値が高く、無形資産による競争優位性のある企業は、ROEが高い傾向にあります。

無形資産による競争優位性については、「【書評】『千年投資の公理』売られすぎの優良企業を買う」で詳しく解説しています。

Apple(AAPL)四半期決算

売上高の予想と結果

決算日結果予想比○×
23/05/0494.8B+1.9B
23/02/02117.2B-4.5B×
22/10/2790.1B+1.4B
22/07/2883.0B-0.01B×
22/04/2897.3B+3.3B
21/01/27123.9B+5.4B
21/10/2883.4B-1.6B×
21/07/2781.4B+8.1B
21/04/2889.6B+12.3B

EPS予想と結果

決算日結果予想比○×
23/05/041.52+0.09
23/02/021.88-0.07×
22/10/271.29+0.02
22/07/281.20+0.04
22/04/281.52+0.09
21/01/272.10+0.21
21/10/281.24+0.00
21/07/271.30+0.29
21/04/281.40+0.41

売上高

売上高成長率(YoY)

EPS

EPS成長率(YoY)

2023年5月4日、2023年度Q2決算が発表されました。

減収減益となったものの、力を入れているサービス部門と新興市場は好調!増配と大規模な自社株買いの発表もありました!

 以下は、FY23Q2カテゴリ別売上高です。

  • iPhone: 513.3億ドル(+1.5% Y/Y)
  • Mac: 71.7億ドル(-31.3% Y/Y)
  • iPad: 66.7億ドル(-12.7% Y/Y)
  • Wearables, Home and Accessories: 87.5億ドル(-0.7% Y/Y)
  • Services: 209億ドル(+5.4% Y/Y)

サービス部門の粗利益率は、驚くべき71%と高く、成長しています。

現在の有料サブスク会員は9億7,500万前年比で1億5,000万も増えました3年前と比べると2倍になりました。

ハードウェアの中で、iPhone売上だけが増えています。

これは、インドとベトナム市場でiPhoneの売上が最高となり、先進国の減速を補ったからです。

配当は、1株あたり0.24ドルで、4.3%の増配。

さらに、900億ドルの自社株買いプログラムも発表されました。

Apple(AAPL)バリュエーション(PER)推移

実績PER

過去10年平均18.8倍
過去5年平均23.9倍
PER(LTM)27.6倍
PER(NTM)27.2倍

PERで見ると、バリュエーションは、やや割高感があります。

Apple(AAPL)投資リスク

会社側は、アニュアルレポートの中で、

  • マクロ経済の悪化
  • 新型コロナの悪影響
  • 地政学リスク

を挙げています。

Appleのビジネスは、中国の影響を大きく受けます。

2022年度については、中国のロックダウンによるサプライチェーンの乱れが業績を押し下げました。

Appleは、インドで生産比率を高めるなど、中国依存を低減しようとしていますが、

地政学リスクについては、注視する必要があります。

Apple(AAPL)今後の株価見通し

短期的には厳しいものの、長期的には安定したキャッシュフローや強力な株主還元により、今後も株価の上昇が期待できます。

現在の経済状況は、Appleにとって厳しい環境です。

インフレや景気後退の不安から、消費者の購買意欲は低下しています。

Appleの製品は高価であるため、景気後退が深刻化すると、業績に影響を与えるでしょう。

ただし、ファブレス経営でブランド価値が高いため利益率が高く強固なバランスシートを持っています

そのため、赤字転落しにくく不況を乗り越えられる会社だと信じています。

また、一時的に株価が安くなった場合、自社株買いの効果が高まります。

インド市場は、好調なスタートを切りましたが、売上高に占める割合は10%にも満たない状態です。

インドだけでなく、ブラジルやインドネシアなど、進出の余地がある市場が多くあります。

研究開発にも力を入れており、メタバースやEV、人工知能の分野でもイノベーションを起こしてくれることを期待しています。

時価総額で世界No.1のAppleすが、最高の日は、まだまだ先になるでしょう。

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最後まで、お読みいただきまして、ありがとうございました。

最後に、関連記事を紹介。

Appleは、2023年最新版おすすめ米国株の一つです。こちらの記事では、Appleのように長期で保有できる銘柄を、紹介しています。

Appleは、世界一の投資家バフェットも投資している銘柄です。バフェットのポートフォリオを紹介しています。

Appleは、ブランド価値が高く、競争優位性の高いビジネスを保有しています。競争優位性について学ぶのは、「千年投資の公理」がおすすめです。

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