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【ビジネス強すぎ】S&Pグローバル(SPGI)の株価が下落。買いのチャンス到来か?

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今回は、企業や国などの信用格付けを行う世界最大の格付け会社S&Pグローバルについてです。

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50年にわたり増配を続ける優良企業で、S&P500やNYダウなど認知度の高いインデックスを作成・管理している会社でもあります。

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しかし、7月27日に発表された決算が悪かったため、株価は今週7.6%も下落しました。

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優良企業の決算ミスは、投資の好機になることも。本記事では、株価下落の理由や、今後も事業成長し投資魅力を保つか、そして買い時はいつなのか深堀りします。

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この記事を書くために参考にしたサイトはこちら。

ホームページ:事業内容・将来性
10K:財務データ・投資リスク
Finbox:財務データ・バリュエーション

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それでは、見ていきましょー!

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S&Pグローバルのビジネスとその強み

S&Pグローバルは、信用格付けの分野で市場シェア50%という圧倒的な地位を築いています。

投資家が債券に投資する際、利息の支払いや元本の返済をしてもらえるか判断する必要があります。

そのような投資家のために、信用格付けを付与するのが、S&Pグローバルです。

格付け業界は、厳しい規制があるため、新しい会社が参入する障壁を高めています。

また、同社は、1860年創業、世界的に認知されたブランドで、国際的に信頼されています。

このブランド力と信頼性は、新規参入者が簡単には真似することはできない競争優位性です。

最も近い競合であるムーディーズ(MCO)と合わせると、80%以上の市場シェアを占めています。

また、同一の対象に対して、これら2社が同時に格付けするケースが多いため、2社によるほぼ独占状態ともいえます。

以下、画像のように1つの債券に対して、2社で格付けを付与することが一般的です。

信用格付け市場は、寡占市場と表現されることもあります。
しかし、上記説明の通り、S&Pグローバルとムーディーズは競争して市場シェアを奪い合うというより、1つの対象に対して同時に格付けを行う関係です。
そのため、寡占市場ではなく、2社による独占市場と表現しています。

信用格付け以外にも、インデックスや金融データの提供など事業領域を広げてきました。

S&Pグローバルはインデックスや金融データの提供も行っており、「S&P 500」や「NYダウ」などの有名なインデックスを提供

これらのインデックスを使用するETFや投資信託のライセンス料も、同社の重要な収益源となっています。

2022年度には、IHS Markitと合併し、サブスクリプション売上高比率を55%に高めるなど、M&Aで事業領域を広げています。

IHS Markitは、情報、分析、およびソリューションを提供するグローバル企業です。

インデックスや金融データの提供は、ストック型のビジネスであるため、収益の安定化につながります。過去50年もの間、増配した実績があり、今後も増配が期待されます。

S&Pグローバルの株価が下落した理由

7月27日に発表した四半期決算では、成長率が鈍く、アナリストの予想を少し下回りました。

FY23Q2結果
EPS:$3.12(予想比-$0.01)
売上高:31億ドル(前年比+3.7%)

FY23通年ガイダンス
EPS:$12.35~$12.55(前回と同じ)
売上高:+4%~6%成長

売上高の27%を占める信用格付け事業が前年比7%成長しましたが、営業利益率が大きく悪化

信用格付けは、一定期間内にどれだけの債券が発行されたかによって業績が決まります。

高金利の影響で社債の発行が減るなど、マクロ経済の影響を受けました。

決算が悪かったため、これから2週間程度は売られやすくなったり、次回の決算も悪い可能性があります。そのため、一括投資するのではなく、小さなポジションから始めて段階的に購入する方が良さそうです。

決算の調べ方は、ブログ記事「【超簡単】moomooアプリで米国株の決算を調べる方法!」で詳しく解説しています。

S&Pグローバルの将来性

S&Pグローバルのビジネスは、以下の成長機会に恵まれると考えられます。

  • インデックス投資の拡大
  • データ分析分野でのテクノロジー活用
  • 新興市場への展開

インデックス投資の拡大

インデックス投資は、コストの低さや投資のしやすさから、多くの投資家に支持されています。

S&Pやダウジョーンズへの投資が増えると運用資産額(AUM)に対するライセンス料が増加し、同社の収益を押し上げます。

データ分析分野でのテクノロジー活用

データの活用が企業価値の向上や競争力の強化に直結しており、S&Pグローバルもこの分野に注力しています。

データ分析では、IHS Markitとの合併を通じて、更に多岐にわたる分野でのサービスが可能となりました。

また、S&Pグローバルは、AIやビッグデータの活用にも力を入れており、より高度な分析が、顧客に対する価値提供にも繋がっています。

新興市場への展開

世界経済の成長とともに、債券発行の市場は拡大してきました。

特に、今後は新興国での信用格付け需要の増加が期待されます。

2022年度の売上構成比は、アメリカ・ヨーロッパが83%、アジア・その他地域が17%となっており、新興市場での成長余地があります。

S&Pグローバルは、世界的に認知された信頼性の高いブランドであるため、今後も信用格付けやデータ分析の分野で長期的な事業拡大が期待されます。

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S&Pグローバルは買い時?バリュエーションを確認

安くはありませんが、割高でもない。2桁の利益成長の可能性を秘めた魅力的な投資先だと考えます。

S&PグローバルPER

PER(NTM)29.5倍
PER(LTM)53.2倍
過去5年平均34.3倍

PERは過去の水準と比べて、高くはありません。

格付け事業の逆風IHS Markitとの合併によって生じた一時的な費用を乗り越えれば、再び高い利益成長を取り戻すと考えています。

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まとめ

S&Pグローバルは、信用格付けのリーダーであり、S&P500などの世界的に有名なインデックスを提供する企業です。

株価が下落した背景には、一部の業績悪化があるものの、そのビジネスモデルや将来の成長戦略を見ると、魅力的な投資先と言えます。

信用格付け部門は、S&Pグローバルとムーディーズで市場を独占しており、競合他社がなかなか参入できない強固なポジションを築いています。

インデックス事業も順調に成長しており、インデックス投資の普及が進む中で、ライセンス料による収益増加が期待されます。

2022年度にIHS Markitの買収を行い、情報、分析、ソリューション提供の分野で新たな展開も見せています。

現在の株価下落は、一時的なものである可能性が高く、ビジネスモデルの強みが揺らいでいるわけではありません。

信頼性が高く、成長市場に積極的に取り組んでいるS&Pグローバルは、今後も投資家にとって注目すべき企業と言えます。

お読みいただき、ありがとうございました。関連記事を紹介します。

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