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今回は、ディア・アンド・カンパニー(DE)の銘柄分析です。
ディアは、アメリカのイリノイ州に本社をおく農業機械メーカー。
テクノロジーを活用して、農業に革命を起こしてきた同社ですが、AIカンパニーとして評価される可能性があります。
この記事では、株価見通し、事業内容、将来性について詳しく解説します。
この記事を書くために参考にしたサイトはこちら。
それでは、見ていきましょー!
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ディア・アンド・カンパニー(DE)事業内容と強み
事業内容
1837年に創業され、180年以上の歴史をもつ会社です。世界最大の農機メーカーとして、業界をリードしています。
創業者のジョン・ディア氏は、もともと鍛冶屋として働いていました。
ディア氏は、1837年に銅鉄製のプラウ(種まき前に土壌を耕す農具)を発明。
多くの農家から支持され、1849年には年間2,000本のプラウを生産するまでに成長しました。
それから、2世紀近く経った今、1つの技術革新から成長した会社は、世界を牽引する存在となっています。
北米だけでなく、ヨーロッパ、南米、アジアにも事業を展開しています。
2023年度の地域別売上高がこちら。
主力ブランドである「ジョン・ディア」は、農業従事者にとって、最も価値のあるブランドとして知られています。
製品ラインナップは、大規模農業から家庭用ガーデニングまで幅広く対応しています。
ディアの事業内容は、4つのセグメントに分かれています。
- 生産・精密農業:大規模な農業生産者向け
- 小型農業・芝生:小規模農業や芝生・庭園用機械
- 建設・林業:農機だけでなく建機も提供
- 金融サービス:購入資金のリースオプション
2023年度の売上高構成比がこちら。
事業 | 構成比 |
---|---|
生産・精密農業部門 | 45% |
小型農業・芝生 | 23% |
建設・林業 | 24% |
金融サービス | 8% |
特に、トラクターはディアの売り上げを支える人気商品です。
日本では、見ることのない大型トラクターも販売しています。大型になると1台あたりの単価が上がり、競合が少なくなるため、利益率が高まる傾向にあります。
2023年世界の農機具市場は、1,077億ドルと推定されています。そのうちディアは3割程度のシェアを獲得しており、業界No.1企業です。
強み
ディアの強みは、広範なディーラーネットワークにあります。
農家にとって収穫時期は、品質、収量、市場価値に直接影響を与えるため重要です。
修理サービスの提供が収穫期の農家にとって極めて重要であることから、このネットワークはディアの大きな競争優位性となっています。
ディアは、北米で最も多い1,500以上のディーラーネットワークを構築しています。
それに対して、最も近い競合であるクボタ(6326)は、約1,200のディーラーネットワークです。その他の競合は、1,000もありません。
ディアの調査によると、米国の農家の約65%が、5年前に比べて利用できる機器販売店が減少したと回答しており、ディーラーの重要性は高まっています。
ディアと農家は、約100年前の大恐慌やリーマンショックなど不況を、乗り越えてきました。1世紀という時間をかけて築いてきた農家からの信頼が、競合他者に負けない優位性となっています。
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ディア・アンド・カンパニー(DE)将来性と成長予測
将来性
世界の人口増加や食糧不足は、同社の業績を押し上げます。
同社CEOのジョン・メイ氏は「2050年までに、地球の人口は100億人を突破すると予測されています。そのためには食料の生産量を50%増やさなければならない。」と述べました。
生産量を増やすためには、テクノロジーの活用が必要不可欠です。
ディアは、テクノロジーを活用して、市場シェアを獲得してきた実績があります。
同社は、世界最大のテックイベントであるCESに継続して出展しています。
今年1月5日には、初日の基調講演に登壇し、最新のテクノロジー技術について発表しました。
同社は、自動運転・マシンラーニング・データアナリティクス・デジタルツインを農業に活用しています。
自動運転トラクターには、NVIDIAのGPUを搭載したECUが内蔵され、高速データ処理による画像認識で自動運転を実現しています。
新技術「ExactShot」は種まき時の肥料使用量を60%削減し、コスト削減と環境への影響を減らす。
「See & Spray」技術は、雑草にのみ除草剤を散布し、使用量を大幅に削減する。
今後は、ロボティクスとAIカンパニーとして、さらなる市場シェア拡大が期待できます。
また、今年に入ってからSpaceXのStarlinkとの提携を発表しました。
これにより、インターネット接続が不足していた地域でも、農機のインターネット接続が可能となります。
同社は、ソフトウェアサービス料金が年間収益の10%を占めることを目指しています。
Appleが、そうだったように、サービス売上高の増加は、株式市場から高く評価される傾向があります。
成長予測
テクノロジー活用による市場シェア拡大と世界人口の増加、サービス売上高の増加により、長期的に成長するでしょう。
短期的には、コモディティ価格低下やFRBの高金利政策により業績は厳しい状況です。
現在、小麦やコーンの価格が下落しており、農家の収入も低下しています。
また、借入で農機を買う農家は、高い金利を支払う必要があります。
これら2つの重荷の両方または一つが改善されれば、売上や利益を押し上げる要因となります。
売上高推移(過去10年)
売上高成長率(YoY)
2024年度予想 | -13.6% |
2025年度予想 | +0.1% |
PSR
過去10年平均 | 1.6倍 |
過去5年平均 | 2.0倍 |
過去12ヶ月 | 1.7倍 |
今後12ヶ月 | 2.2倍 |
EPS推移(過去10年)
EPS成長率(YoY)
2024年度予想 | +0.2% |
2025年度予想 | +1.7% |
PER
過去10年平均 | 18.1倍 |
過去5年平均 | 19.4倍 |
過去12ヶ月 | 10.5倍 |
今後12ヶ月 | 13.5倍 |
現在のバリュエーションに割高感はありません。
ディアは、過去10年間で売上高を2倍、EPSを4倍に増加させました。
これから先の10年間も同程度の成長を予想しています。
また、サービス売上高の増加により、5年から10年後のPERは、25倍の評価を受ける可能性も十分あると考えています。
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ディア・アンド・カンパニー(DE)銘柄分析まとめ
長期的に、株価上昇が期待できる銘柄です。
短期的には、コモディティ価格の下落とFRBの高金利政策により、厳しい状況が続きます。
しかし、世界シェアNo.1シェアを獲得しており、参入障壁の高いビジネスを安く買う好機だと考えています。
長期的には、世界人口の増加による食糧需要の高まり、技術革新でさらなる市場シェアの拡大が期待されます。
サービス売上高の増加、AIカンパニーとして見なされれば、株式市場から高い評価を得る可能性も十分あります。
ディアは、テクノロジーと農機具を融合させてきた実績があります。今後はAIを活用して業績を向上させると、わたしは予想しています。
お読みいただき、ありがとうございました。
ディアは、おすすめ米国長期保有株10銘柄に選出するか迷った銘柄です。
当ブログでは、多くの銘柄を紹介しているため、筆者のポジションを公開しています。
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