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エヌビディア(NVDA)決算発表後、株価が下落。それでも投資を続ける理由。

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当ブログでは、4年前からエヌビディアがAI革命の中核企業になると予測し、投資していました。

今週、エヌビディアの2025年度第2四半期決算が発表されました。

予想を上回る好決算にもかかわらず、株価は下落しています。

この状況に多くの投資家が戸惑いを感じているでしょう。

しかし、長期的な視点で見ると、エヌビディアへの投資には依然として魅力があると言えます。

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今回の記事では、最新の決算内容を分析し、株価下落の理由を探るとともに、エヌビディアが持つ将来性について考えていきます。

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それでは、見ていきましょう。

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エヌビディア(NVDA)最新の決算ハイライト

売上高、利益、ガイダンス全てアナリスト予想を上回る

売上高・利益・ガイダンス全てがアナリストの予想を上回り、良い決算を発表しました!

FY25 Q2業績

  • EPS: $0.68 (予想比+$0.04)
  • 売上高: $300.4億 (予想比+$13億)
  • 売上高成長率: +122% Y/Y

FY25 Q3ガイダンス

  • 売上高: $325億±2%(予想比+$7億)
  • 売上高成長率: +79% Y/Y

エヌビディアの2025年度第2四半期決算は、市場の予想を上回る結果となりました。

売上高は300億ドルに達し、前年同期比で122%増加しています。

これは、会社が事前に発表していた予想の287億ドルを13億ドル上回る数字です。

利益面でも好調で、1株当たり利益は0.68ドルを記録しました。

これは前年同期比で152%の増加となり、アナリストの予想を上回っています。

さらに、今後の見通しも明るいものとなっています。

エヌビディアは、次の四半期の売上高を325億ドル前後と予想しており、これは前年同期比で79%の成長に相当します。

データセンター部門が牽引する成長

エヌビディアの急成長を支えているのが、データセンター部門です。

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Q2の売上高と成長率がこちら。

部門売上高成長率(Y/Y)
Data Center$263億+154%
Gaming$29億+16%
Professional
Visualization
$4.5億+20%
Auto$3.5億+37%
TOTAL$300億+122%

データセンター部門の売上高は263億ドルに達し、前年同期比で154%も増加しました。

全社の売上高300億ドルのうち、実に87%以上をデータセンター部門が占めています。

この驚異的な成長の背景には、AI(人工知能)革命があります。

多くの企業がAI技術を取り入れようとしており、そのために高性能なチップが必要不可欠となっています。

エヌビディアの製品は、まさにこの需要に応えているのです。

データセンター部門の顧客も多様化しています。

クラウドサービス事業者だけでなく、一般企業や消費者向けインターネット企業からの需要も増加しています。

これは、AIの利用が幅広い産業に広がっていることの表れと言えるでしょう。

ネットワーキング事業も好調で、AI用イーサネット製品の売上は前期の2倍になりました。

この分野は今後、年間数十億ドル規模のビジネスに成長する可能性があるとされています。

また、各国政府もAI技術の重要性を認識し始めています。

エヌビディアは「ソブリンAI」と呼ばれる、国家レベルのAIインフラ構築にも貢献しており、この分野からの収益も増加しています。

このように、データセンター部門の成長は、AIの普及と密接に結びついています。

エヌビディアは、この成長市場でリーダーシップを発揮し、今後も高い成長が期待できる位置にいるといえるでしょう。

良い決算にもかかわらず株価が下落した3つの理由

好業績にもかかわらず株価が下落しました。その背景には、3つの主な要因があると考えられます。

  • 高すぎる市場の期待
  • 成長率鈍化への懸念
  • 生成AI投資の効果が見えにくい

高すぎる市場の期待

まず、市場の期待が非常に高くなっていたことが挙げられます。

年初来で、エヌビディアの株価は141%も上昇しました。

8月単月では、最大44%上昇しており、時価総額は約3兆ドルに達していました。

このような状況下では、決算発表後に株価が下落するのは当たり前です。私は、決算発表で株価が下落することを予想していました。

投資家の期待値が極めて高いため、たとえ予想を上回る好決算であっても、「想定の範囲内」と受け止められてしまったのです。

このような状況下で、市場は「良い決算」だけでは満足せず、「驚くほど素晴らしい決算」を期待していたと言えるでしょう。

そのため、予想を上回る結果であっても、株価が下落するという一見矛盾した現象が起きたのです。

成長率鈍化への懸念

次に、成長率の鈍化への懸念があります。

エヌビディアの成長率は依然として高水準ですが、市場の一部では今後の鈍化を懸念する声が出始めています。

確かに、今回の決算では売上高が前年同期比122%増と驚異的な成長を遂げました。

しかし、次の四半期の見通しでは、成長率が76〜83%に低下すると予想されています。

この数字は依然として非常に高いものの、前四半期と比べると明らかに鈍化傾向にあります。

また、半導体には、サイクルがあり、需要と供給の振れ幅が大きいという特性があります。

そのため、AI半導体にもサイクルがあると考えるのが自然です。

市場は、AI半導体の供給が、需要を上回る時期を模索しています。

このような要因から、市場ではエヌビディアの成長率が徐々に低下していくのではないかという見方が広がっています。

生成AI投資の効果が見えにくい

最後に、生成AI投資の効果がまだ見えにくいという点があります。

生成AIへの投資は急速に拡大していますが、その投資に見合う収益が本当に得られるのか、まだ明確になっていません。

エヌビディアの主要顧客である大手テクノロジー企業(Google、Microsoft、Metaなど)は、AIに莫大な投資を行っていますが、

その投資が具体的にどれだけの利益をもたらすのかは不透明です。

この見方は、エヌビディアの株価評価にも影響を与えています。

AIの経済効果が期待通りに現れない場合、エヌビディアの製品への需要も減少する可能性があるからです。

ただし、ジェンスン・フアンCEOは、エヌビディアのインフラへの投資は即座に収益を生み出すと主張しています。

従来のコンピューティングインフラと比較して、エヌビディアの製品を使用することで、企業はコストを削減し、効率を向上させることができるとしています。

しかし、この主張を裏付けるデータはまだ十分ではありません。

多くの企業がAIの実験段階にあり、本格的な導入とそれに伴う収益化はこれからだと考えられています。

投資家としては、生成AIの経済効果が具体的に現れるまでには時間がかかる可能性があることを認識しておく必要があります。

エヌビディア(NVDA)への投資は引き続き魅力

エヌビディアへの投資は、引き続き魅力的だと考えています。

まず、エヌビディアの製品への需要が供給を上回る状況が、しばらく続くと予想しています。

エヌビディアのCEOであるジェン・フアン氏は、この状況が「来年以降もしばらく続く」と述べています。

これは、同社の製品に対する強い需要が継続することを示唆しています。

今回の決算では、新製品「Blackwell」の発売に3ヶ月ほどの遅れがあったにもかかわらず、良い決算を発表しました。

この遅れがなければ、さらに高い成長率を達成できたはずです。

この点からも、エヌビディア製品への根強い需要がうかがえます。

そのため、エヌビディアの成長率は、多くの投資家が予想しているよりも高く、長期間続く可能性があります。

MicrosoftやMetaなどの大手IT企業が、AGI(人工汎用知能)の開発を目指していることも、エヌビディアにとって追い風となっています。

AGIとは「人工汎用知能」(Artificial General Intelligence)の略称です。

簡単に説明すると、人間のように幅広い分野で柔軟に対応できる人工知能のことを指します。

AGIを達成すれば、科学研究の加速、複雑な社会問題の解決、新たな技術革新など、人類に大きな恩恵をもたらすでしょう。

そうなれば、AI投資の効果を疑問視する人はいなくなるはずです。

大手IT企業は、AIモデルが大きくなればなるほど性能が向上すると考えており、当面はAIインフラへの投資を続ける可能性が高いです。

多くの市場参加者は近視眼的で、目先の株価動向やアナリスト予想ばかりに注目し、エヌビディアの長期的な将来性やAIの可能性を見逃しているように思えます。

AI革命はまだ始まったばかりで、初期段階にあります。

現在、私たちが目にしているAIの応用は、氷山の一角に過ぎません。

今後、さまざまな産業でAIの活用が進み、その市場規模は爆発的に拡大すると予想しています。

そうなった場合、エヌビディアのアドレス可能な市場は計り知れません。

ジェンスン・フアンCEOの存在も忘れてはいけません。

彼は、まだ61歳今後も長くエヌビディアを率いてくれるでしょう。

わたしがエヌビディアに投資している理由は、彼のビジョンに共感しているからです。

エヌビディアの先見性は、これまで多くの人の予想を上回り続けてきました。今後も、AIの中核企業として、長期的に期待しています。

最後まで、お読みいただきまして、ありがとうございました。

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